「2010年食の10大ニュース」は予想以上に各界の皆様からご協力をいただきました。食について、正しい情報、真に有益な情報を発信したいという皆様の情熱の強さに改めて敬意を表し、ご協力に感謝申し上げます。
そして、FoodWatchJapanをご覧くださっている皆様の情熱も感じております。仕事納めが終わった後も閲覧数は高く、スタッフ一同冥利に尽きることと存じ、読者の皆様に感謝申し上げます。
「2010年食の10大ニュース」は当初まとめて一つの記事としてご紹介しようと計画していましたが、ご執筆いただいた皆様の記事の一つひとつがユニークかつ重要な情報を豊富に含んでいますので、編集部で手を加えることはなるべく控え、できるだけそのままの形でご紹介させていただいております。
本日は一挙7名の方々の記事をお届けします。
「2010年食の10大ニュース」、続いては外食産業分野の識者4名の登場です。(FoodWatchJapan 齋藤訓之)
- ゼンショーグループが2010年度売上げで日本マクドナルドを抜き外食日本一の見込み
- 牛丼価格戦争勃発で吉野家一人負け。牛丼の標準価格は200円台に?
- 均一価格業態はじめ大衆酒場が大ブーム。居酒屋の客単価は2000円以下に突入?
- 日本のチェーンストアの父、渥美俊一氏死去(7月)
- すかいらーく創業トップ、茅野亮氏死去(5月)
- マクドナルドが年間430店の店舗閉鎖でチェーン再構築(前向きな意味で)
- 回転ずしは“100均”のかっぱ寿司、くら寿司、スシローの三強時代に
- 餃子の王将の既存店売上げ増、3年ぶりにストップ(5月)
- サイゼリヤが九州進出。1号店は1日客数2000人超の大ヒット(3月)
- モスバーガーとミスタードーナツの業務提携店「MOSDO」開業(4月)
※番外:お色気カジュアルレストラン「フーターズ」日本上陸。入店2時間待ちの大ヒット(10月)
2010年の外食業界はデフレと世代交代を強く感じさせる1年となった。
とくにチェーンストアというものを日本に広め、根づかせてきた日本リテイリングセンター代表・渥美俊一氏の死去は、小売業界および外食業界にとって大きな喪失感を感じさせる出来事であった。
2011年も外食マーケットは「デフレ」「選手交代」「新機軸」がキーワード。ネガティブな要素も多いが、それを制するものが、つまりは今後の外食を制する本当の底力を持っているといえる。
- 2012年の10大ニュース
- 《特別企画》2010年食の10大ニュース[一覧]