スクリーンの餐

日米貿易摩擦時代の米国映画

昨今の米中貿易戦争は当事国同士にとどまらず世界経済全体に影響を及ぼしつつあるが、20世紀後期には日米間の貿易摩擦が問題とされ、ジャパンバッシングが起きるなど、アメリカの憎悪の標的は日本に向かっていた。
戦術・戦略

2012年食の10大ニュース[4]

夏場の歴史的干ばつで米国産トウモロコシが大減産 米国産トウモロコシが史上最高値を記録 米国産トウモロコシは米国内飼料用需要を上回り固定需要に 2013年米国産トウモロコシの輸出見通しは4割減の予想 ミシシッピー川の水位低下で穀物等の大量輸送に甚大な影響 干ばつはロシア・ウクライナ・EUにも拡大 複数の特性を持つ遺伝子組換え品種(スタック品種)が初めて作付け全体の過半数に 新しい育種技術(NBT)の […]
土を知る、土を使う

畑の土 vi/砂丘未熟土(1)

砂も土だと言うと、疑問に思ったり、あまり作物の栽培に適さない土だろうと考える人は多いでしょう。しかし実際には、砂地で野菜の優良産地というところはたくさんあります。砂の土壌としてのよさはどのようなところにあるのでしょう。土の化学性で見ると、やはりあまりよい土には見えないのですが。
北海道の圃場
土を知る、土を使う

畑の土 v/黒ボク(5)

黒ボクと同じように真っ黒な土のチェルノーゼムも、やはり腐植が多いために黒い土です。しかし、チェルノーゼムが腐植が多い土壌になったのは、黒ボクとは違うメカニズムよるものです。さて、黒ボクの腐植を分解しにくくしているアルミニウムには、実は抗菌作用があることがわかって来ましたが、その作用を阻害するものがリン酸過剰です。
黒ボク
土を知る、土を使う

畑の土 iv/黒ボク(4)

黒ボクは軽く、軟らかい土で、とくに排水性のよい場所では良好な圃場を作ることができます。黒ボクの黒さや軟らかな性質は腐植の多さによるものです。黒ボクはなぜ腐植が多いのかと言うと、その腐植がアルミニウムと結び付いていて、分解しにくいことによります。
黒ボク土の圃場断面標本(モノリス)
土を知る、土を使う

畑の土 iii/黒ボク(3)

日本にとくに見られる黒ボクという土壌の特異性は、世界的にも有名なものです。化学性には問題の多い土壌ですが、非常に軽く、軟らかく、しかもその物理性が深い層まで均一になっているのが特徴です。
再考・ワイン物流改善

赤が濃いワインへの憧れからは卒業を

ガルナッチャ・ペルーダもガルナッチャ・ティントレラも、スペインではフランス起源のものと考えられている。さらに、アリカント系は赤ワインの原料ブドウとして旧大陸に広く行き渡っている。作出者アンリ・ブーシェは、この様子を天国からどう見ているだろうか。
「ホワイト・バーチ」ほか
小売・外食

バーテンダー諸兄に贈るFOODEX JAPAN 2012洋酒レポート10(5)

去る3月6日~9日、幕張メッセにおいてFOODEX JAPAN 2012が開催された。参加国数72か国、約2400社の飲料・食品メーカーが一堂に集まる世界でも有数の見本市であり、今回も73000人を超す来場者で賑わった。その中でバーテンダー目線に立って見付けてきた洋酒10品を紹介していく。最終回はウクライナ産ウォッカ2品、そしておまけが一つ。
洋酒文化の歴史的考察

II スパイ・ゾルゲが愛したカクテル(8)

日本に洋酒文化が定着していったプロセスを読み解く第2シリーズ。重要情報を打電してほどなく、ゾルゲとそのグループは特高警察に一斉検挙される。彼がいた場所と、謎のスコッチ「カメオ」を探して、筆者は西麻布に足を運んだ。