食卓書机

識別不能な価値の管理の限界

 先週、農林水産省は萬野畜産(大阪府守口市)が牛肉に事実と異なる原産地等及び個体識別番号を表示し、小売販売業者に一般消費者向け商品として販売していたことを確認し、同社に対し、表示の是正について、JAS法に基づく指示及び牛トレーサビリティ法に基づく勧告を行ったと発表しました。  牛肉ギフト商品について、岐阜県以外の35都道県産黒毛和牛肉を使用していたにもかかわらず、事実と異なる原産地(「岐阜県産」「 […]
家畜個体識別国家システム(SINIIGA)の法制化のPR
戦術・戦略

売りたい国と買いたい国

今年4月9~10日、メキシコシティのワールドトレードセンターで「国際食肉会議(Congreso Inernacional de la Carne)」が開催されました。2004年から始まったというこのイベントは、75社が出展し、そのうち13社が牛肉関連企業です。
グループ・グシ社ではICチップ入りの耳票で牛を管理
戦術・戦略

BSE発生後の日本の特殊事情

外食・流通関係者の間で、「意外においしい」「使えるじゃないか」と注目を集めている肉があります。メキシコ産牛肉です。これが国内で利用され始め、とくに外食産業での利用が広がっているいきさつから、日本の牛肉消費のこれまでとこれからを考えてみます。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.13(2011.06.29)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)は、食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報を提供している。本欄では、実際にその情報収集・執筆を担当している研究官に、FoodWatchJapan読者へのおすすめの記事を紹介してもらう。No.13(2011.06.29)の注目記事は、日本から輸入のインスタントラーメンでDEHP検出と報告、卵のトレサ、ヨウ素過剰摂 […]
長崎ハーレーフェスティバルに集まったオートバイ
技と絆でひらく

長崎ハーレーフェスティバルで知ったブランド魚「ごんあじ」

水産物のブランド化で有名なものに「関さば」「関あじ」がある。その後、地域ブランドのための法整備(2006年の商標法改正による地域団体商標制度)などもあり、これにならった動きは2004年頃までに大ブームを起こした。当時で150種類を超える水産物が、各地の自治体や漁業協同組合により、地域ブランドとして地域団体商標の登録がされた。