ほね元気
大豆変身物語

大豆食品の良さはトクホだけではない

大豆を使用した食品には、数多くのトクホ(特定保健用食品)がある。これらで期待される効果を担うのが、含まれる関与成分であるが、それは大豆自体が持っているか、発酵過程で生じたものである。もちろん、通常の大豆食品にも広く含まれるものも多い。食生活全体のバランスの中でトクホ製品の利用を考えたい。
豆腐のみそ漬け
大豆変身物語

料理本ブームのさきがけ・江戸時代の「豆腐百珍」

近年、「体脂肪計タニタの社員食堂」を筆頭に、企業による特徴ある料理本の発行が増えている。また、料理人や料理研究家等による料理本の発行も相変わらず盛んだ。しかし、料理本ブームというのは現代特有の現象ではない。実は、料理本ブームは江戸時代にも存在した。その嚆矢は「豆腐百珍」の大ヒットで、以降「百珍本」が次々に発行された。この「豆腐百珍」の遊び心は現代にも伝わっている。料理本ブームを振り返り、また豆腐類 […]
大豆変身物語

おからは食品か産廃か

豆乳や豆腐等の製造に伴い、おからが大量に発生する。その多くが産業廃棄物として処分されてきたが、近年は有効活用が進んでいる。それでも、食用としての活用はごく一部に止まっており、もったいないと思う。だが、究極のおから処理の試みも進捗しつつある。
ダイズが「畑の肉」と呼ばれるのにはわけがある
大豆変身物語

脱脂大豆は“ダイズカス”に非ず

 脱脂大豆は、大部分が飼料と肥料にしか使用されない時代があった。しかし現在では用途が広がり、多様な食品に活用されている。タンパク質源として、人類の食を支える重要な素材であることを改めて認識したい。
焼餃子
食って・走って・また食った

極上のもちもち餃子「PAIRON」(東京・飯田橋)

4月も後半、ようやく、ようやく温かくなってきた、と思ったら内陸では雪とか。都内も朝晩は寒さがまだ残っていて、風が強い日は冷たささえ感じます。防寒用品は日中いらなくても、念のためまだ鞄に忍ばせて走っています。 ふらりと入ってビックリ眼!  散歩のとき何か食べたくなって……というのは、尊敬する偉大なるグルマンにして小説家の池波正太郎先生の傑作食べ物エッセーのタイトルだが、たまにあてどなく会社の近くを散 […]
腐乳
大豆変身物語

中国豆腐事情と腐乳

 日本の一般的な豆腐には、木綿豆腐、絹ごし豆腐、充填豆腐等が存在する(第4回参照)。これに対し、中国の豆腐の多様さには目を見張るばかりである。その中でも、なじみのない醗酵豆腐は興味深い。醗酵豆腐の代表格と言える腐乳の範疇に限っても多様であり、注目している。