食卓書机

シャケ弁当はマス弁当だった

 24日、ファミリーマートが予定していたフォアグラ使用商品の発売を中止したというニュースに続き、キリンビールがカエルのキャラクターを用いたアルコール飲料のCMを中止するというニュースが入ってきました。前者はフォアグラ生産過程についての苦情、後者は親しみやすいキャラクターが未成年の飲酒を誘発するという苦情に対応するものであったということです。  食品に関するクレーム等は、これまで安全性や安心のイメー […]
戦術・戦略

中小機構が西日本各地域の食品を販売するイベントを開催

中小企業基盤整備機構(中小機構)の近畿・中国・四国・九州の各地域本部は合同で、1月8日~1月14日、日本橋三越本店で食品催事企画「黄金比を求めて~地域が育む多様な食~」を開催する。 地域資源活用事業(根拠法=中小企業地域資源活用促進法)、農商工連携事業(根拠法=農商工等連携促進法)の事業計画認定を受けた食品関連事業者21社が出展する。 【開催概要】 タイトル:中小機構連携企画 黄金比を求めて ~地 […]
2013年食の10大ニュース
小売・外食

2013年食の10大ニュース[2]

【1】バルの細分化進む 【2】フォアグラ人気、大爆発 【3】爆裂パンケーキブーム 【4】ワイン業態、大手にも波及 【5】再びM&A活発化 【6】郊外型喫茶店の出店熱高まる 【7】商業施設新設ラッシュも明暗くっきり 【8】クラフトビール人気ジワリ拡大 【9】“熟成肉”“赤身肉”も脚光。続く肉業態の活況 【10】ワンコインピザ&パスタ業態、増殖さらに 【1】バルの細分化進む  ワインブームに […]
明治23年に開業した初代の帝国ホテル(画・藤原カムイ)
洋酒文化の歴史的考察

X 帝国ホテルのマウント・フジ(10)

 明治7(1874)年、アメリカ西海岸のヴァレーホ(Vallejo)から横浜にバーテンダーがやって来た。英字紙によれば2つのホテルに1人ずつ別々のバーテンダーが来たことになっているのだが、掲載されたイラストを見る限りこの2人は同一人物の可能性が高い(「横浜・カクテルことはじめ」(4)明治7年横浜のフレア・バーテンディング参照)。 帝国で考案し富士屋へ持ち帰った  このカラクリは、電信のない時代に、 […]
明治23年に開業した初代の帝国ホテル(画・藤原カムイ)
洋酒文化の歴史的考察

X 帝国ホテルのマウント・フジ(4)

大正時代に世界一周旅行が企画できる旅行会社は、トーマス・クックとアメリカン・エクスプレスの2社を中心に、レーモンド・ウィトコム(ホイットカム)社、クラーク社を含めても4社に過ぎなかった。 大正13年の世界一周旅行団の記録はあるが  当時の通信手段は電信である。世界中の港や観光地に電信一本で人数分の宿泊先と食事を手配し、受け入れ態勢を準備させるわけだから、そこでは信用と実績がものを言う。たとえ資本力 […]
健康食品テレビ通販の現場からお伝えします

視聴者に伝わるのはやっぱり「見えるもの!」(2)

テレビの宿命として「画(え)にならないと伝えられない」ということを前回書きました。では、画になったがゆえに大ヒットにつながった、という健康食品はあるのか? と言うと、個人的にはアレとアレだと思いますねぇ~それは何か! 「やっぱ“青汁”ですよ、ビジュアルの優等生は」 「画が伝達手段のキモ、というテレビと相性がよかった健康食品と言えば、なんてったって青汁でしょう! 実際に画面に青い汁が映し出されるとい […]
小売・外食

2012年食の10大ニュース[12]

牛丼市場に「焼き」ブーム 外食企業の海外進出、中小店が積極化 ノロウイルス、感染患者が高水準で推移 ワイン人気続く レバー刺し規制、始まる 「俺のフレンチ」など「俺」シリーズ、人気集める チムニー、MBOから再上場へ ピザ、パスタなど「粉もの」業態に新展開 レインズ、コロワイド傘下に すかいらーくの会長に米国マクドナルド元社長が就任 1. 牛丼市場に「焼き」ブーム  三光マーケティングフーズが20 […]
恢復するチェーン

検証・渥美俊一氏のチェーンストア理論(10)心理的な価値を無視しては高い収益性は望めない

まず価格を計画し、それに商品を対応させていくやり方を取っている限り、超過収益力を持つことはできない。独自の価値を持つには、心理的な価値を創造する必要がある。その最も強いものは、お客の人生にかかわる商品や店を作ることだ。
食品ブランドのランキング
戦術・戦略

「マクドナルド」が食関連ブランド1位/「ブランド・ジャパン2012」ランキング結果

食品ブランドのトップは「NISSIN 日清食品」、外食ブランドのトップは「McDonald’s マクドナルド」。大幅にランクアップしたのは「GUSTO ガスト」――「ブランド・ジャパン2012」(日経BPコンサルティング)の結果から食関連ブランドの動きをまとめた。
ラベルに日本文のある奇妙なベルモットのボトル
洋酒文化の歴史的考察

IV 赤くなかった“赤富士”(6)

今回、FoodWatchJapanの原稿を書くことがきっかけで「大日本基準コクテール」ブックの実物を目にすることができたが、もう一つ、ここから改めて調べ直したマウント・フジカクテルについて、知られざるエピソードがあった可能性が出てきたことを「赤富士」リサーチの後日談として残しておきたい。