食品安全情報(化学物質)

ヒマワリ油代替原料への対応

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。英国食品基準庁とスコットランド食品基準庁は、ウクライナ紛争の影響でヒマワリ油の供給が逼迫する可能性を受けて、ヒマワリ油の精製菜種油への代替に関するリスク評価を発表した。ドイツ連邦リスクアセスメント研究所は、食用にできる植物と有毒植物の誤認による食中毒について注意を呼び掛けている。
食品安全情報(微生物)

カナダ産生カキのノロウイルス

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。カナダのブリティッシュ・コロンビア州産の生カキのノロウイルス感染アウトブレイクが3月に発生し、調査が継続している。イギリスではチョコレート製品に関連するサルモネラ感染アウトブレイクがあり、特定ブランドの製品について注意喚起が発出され、メーカーは回収を開始している。
食品安全情報(化学物質)

ゲノム編集肉牛のリスク判断

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。アイルランド食品安全局(FSAI)の「食品安全研究の優先項目2022」には、食品安全分野の研究課題を具体的にまとめている。米国食品医薬品局(FDA)は、ゲノム編集肉牛とそれに由来する製品に安全上の懸念はないと判断した。FDA食品安全近代化法(FSMA)の最終規則は、テロ行為などの意図的異物混入の防止が目的。
食品安全情報(微生物)

粉ミルク関連のクロノバクター

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国で乳幼児用調製粉乳に関連してクロノバクター感染症が発生し、当局が立ち入り検査を行い、報告書を発表した。報告書は、原因となった製品を製造したメーカーの工程管理と汚染対策について問題があったことを指摘している。
食品安全情報(化学物質)

やめて!プッシュポップで製菓

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。ドイツ連邦リスクアセスメント研究所は、玩具のプッシュポップを調理に使うと有害な物質が食品に移行する可能性があると指摘している。EFSAは飼料添加物エトキシキンの安全性の再評価を行った。また、EFSAはエチレンオキシドの代謝物である2-クロロエタノールの遺伝毒性について検討したが結論は出なかった。
食品安全情報(微生物)

ツイートから脅威を自動探知

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。WHOは食品安全のための新たな実践共同体(COP)を構築すると発表した。FDAは卵・卵製品の規制機関のための新たなプログラム基準を発表した。欧州疾病予防管理センターは、ツイッターを利用して公衆衛生上の脅威を早期に探知するためのツール「epitweetr」の更新版を公開した。
食品安全情報(化学物質)

クロルピリホスを食品から排除

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国環境保護庁(EPA)は食品に使用されるクロルピリホスのすべてのトレランスを取り下げた。エチレンオキシド(ETO)に関する技術会議にEU加盟国、ノルウェー、スイス、欧州食品安全機関(EFSA)、欧州委員会、EUリファレンスラボが出席した。ドイツ当局はニコチンパウチの健康リスク評価を行った。
食品安全情報(微生物)

欧州でサルモネラ感染患者増加

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)加盟5カ国および英国から2021年に計272人のサルモネラ感染患者が報告されている。国際食品安全当局ネットワーク(INFOSAN)は2021年第4四半期にINFOSAN事務局はWHO加盟86カ国および領土1カ所が関連した計64件の食品安全事例に対応した。
食品安全情報(化学物質)

食品汚染物質の優先順位付け

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。フィンランド当局は食品汚染物質について消費者を対象に優先順位付けを行った。韓国は有害な物質の日常の摂取を管理するための法律を施行した。EUで改正動物用医薬品規制が施行され、予防目的の医薬品入り飼料が禁止となった。EUと米国の間で食品安全システムの同等性が確認され、二枚貝の貿易が再開されることになった。
食品安全情報(微生物)

有機用動物副産物のリスク評価

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州委員会は欧州食品安全機関に対し、有機農業用資材として利用される動物副産物について、動物および公衆衛生に及ぼす生物学的リスクの評価を行うよう要請した。オランダでは2020年に胃腸感染症の報告数が前年までと比べて大幅に減少した。これは新型コロナウイルス対策として講じられた措置に起因すると考えられる。
食品安全情報(化学物質)

欧州が二酸化チタン禁止を採択

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州委員会は二酸化チタンの食品添加物としての使用禁止を採択した。これに関するEFSAの意見書に対して英国の毒性委員会と変異原性委員会が評価を行い、それぞれの見解を公表した。一方、国連食糧農業機関が公表した報告書は、緊急に是正措置を講じない限り、SDGsの目標は世界レベルで達成不可能と示唆している。 【COT […]
食品安全情報(微生物)

非定型スクレイピーの知見不足

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州で発生した複数の非定型スクレイピーのアウトブレイクに関連し、2年間にわたる強化モニタリングが実施された。カナダでキムチに関連してO157感染アウトブレイクが発生し、当局が回収警報を発出し、対象のキムチおよびこれらを使用した製品の喫食・使用・販売・提供をしないよう注意喚起している。
食品安全情報(化学物質)

FDAが危険食品データを公開

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。FDAは報告対象食品登録(RFR)の過去データを誰でも閲覧できるダッシュボードを公開した。WHOはプロ向けの「WHO食品安全実践コミュニティ」を開設した。また、今号ではBfRによる日用品のビスフェノールAに関するFAQを別添ファイルとしてまとめている。
食品安全情報(微生物)

公衆衛生業務とデジタル技術

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州疾病予防管理センターは、技術の進歩について評価を行うプロジェクトを展開している。アイルランド食品安全局は、食品事業者に適切な食品安全文化の構築・維持・実践を求める規則として最近施行されたEU規則について議論する公開討論会を主催した。
食品安全情報(化学物質)

アラビアガムは食物繊維と提案

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州食品安全機関が複数の化学物質への混合暴露に関するガイダンス文書案についてのパブリックコメントを公表した。ドイツBfRによると、サプリのクルクミンはADIを超えている可能性がある。FDAはアラビアガムを食物繊維に含めた。