再考・ワイン物流改善

不可解なブドウ品種「タンテュリエ系」

ワイン用ブドウには、赤い果肉の品種がある。その起源をたどってみると、1800年代中頃にブーシェ父子という育種家が作出したものにたどり着く。だが、それ以前のことは全くわからない。一方、ブーシェ父子の手になる品種について調べると、いくつもの不可解なことに突き当たる。
「大日本基準コクテール・ブック」
洋酒文化の歴史的考察

IV 赤くなかった“赤富士”(1)

「大日本基準コクテール・ブック」をついに実際に手にとって読むことができたとき、筆者はそのことに感激すると同時に、あるカクテルのレシピを見て愕然とした。ほかでもない、昭和8(1933)年、国際カクテルコンクールで佳作入選したJBA版「マウント・フジ」である。
健康食品テレビ通販の現場からお伝えします

DHA(1)頭にいい? 体にいい?

前回は猛威を奮うインフルエンザに関して、お茶とヨーグルトのお話をしました。今回からは再び、通販でよく扱われる健康食品・素材の話題に戻りましょう。今回取り上げるのは「DHA」です。
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インフルエンザにはこれだ!?

前回は身辺が慌ただしく、お休みしまいどうもすみませんでした! そんな折、世間ではインフルエンザが猛威を奮っておりましたが、今回はインフルエンザにうれしい! という食品! と言ってもサプリの類ではなく、日常的にとられている身近なものです。
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「執筆の舞台裏をご覧いただいちゃいます」

今週、森畑氏は急な出張が入った関係で、ご本人執筆原稿はお休みさせていただきます。かわりまして「番外編」として、森畑氏と編集部とのやりとりの一部を公開いたします(電子メール、SNSのメッセージ、電話のやりとりから再構成したものです)。森畑氏への要望や感想等ありましたら、ぜひお聞かせください。
再考・ワイン物流改善

“国産ワイン”とブドウ色素

酸化・劣化した輸入ワインは、かつては“国産ワイン”の原料として買い取られていた。しかし、逆浸透膜濃縮技術によってブドウ果汁の輸送コストが圧縮できるようになった後、それは必要な原料ではなくなったと考えられる。ただ、ワインの色を調整するための色素に富むブドウ果汁はどのような果汁か。そこが気になる。
洋酒文化の歴史的考察
洋酒文化の歴史的考察

III 幻の「大日本基準コクテール・ブック」(2)

筆者が抄録ではなく「大日本基準コクテール・ブック」そのものをぜひ読みたいと考えるのにはわけがある。二次資料を無批判に信用すれば、誤った情報を残す連鎖に荷担することになるからだ。「マウント・フジ」にまつわる誤解などはよい例だ。しかし、問題はいかにその原典にたどり着くかだった。