スクリーンの餐

樹木希林と昭和・平成の食事

今回は、先日亡くなった樹木希林さん追悼として、今年公開された彼女の出演作2本を取り上げる。 「モリのいる場所」ジュリーとアジの干物  1本目の「モリのいる場所」は、“画壇の仙人”モリこと熊谷守一(山崎努)とその妻・秀子(樹木)と、夫婦を取り巻く人々を描いたコメディドラマである。監督は「南極料理人」(2009、本連載第38回参照)の沖田修一。  モリは晩年の30年間は東京の豊島区千早にある自宅から一 […]
時・人・仕事

高度化する香港ニーズに対応

【JA全農香港事務所所長 金築道弘さんへのインタビュー】JA全農(全国農業協同組合連合会)は今年4月に香港事務所を開設した。その金築道弘所長に、香港市場の状況と、JAの取り組みを聞いた。
スクリーンの餐

「トリス」と昭和戦後の男たち

 1990年代から2000年代にかけて低迷していた国内ウイスキー需要は、2009年頃からのハイボールブームの影響もあって近年はやや持ち直している(図1)。このブームにサントリーの「角瓶」と並んで貢献したのが、かつてトリスバーやアンクルトリスで一世を風靡した「トリス」。今回は戦後の洋酒ブームの火付け役となった「トリス」と、トリスバーが登場する映画を通して、戦後の昭和を振り返っていく。 「トリス」とト […]
スクリーンの餐

香港・中国映画の早メシ事情

今回は、現在公開中の作品を含め、数本の香港・中国映画に登場する、伝統的なファストフードからインスタント食品までの“早メシ”を取り上げていく。 「イップ・マン 最終章」のプレートランチ  香港は、阿片戦争後の1842年から145年にわたってイギリス統治下にあったこともあり(※)、1997年に中国に返還されてからもボーダーレスな雰囲気を残した大都会である。食事情にもそれは表れていて、本格的な広東料理の […]
スクリーンの餐

グルメ手帳をやめた理由とは

前回に引き続きの年末恒例企画。年間1000本以上の鑑賞本数を誇る私rightwideが、今年公開された映画の中から印象的な食べ物や飲み物が出てきた作品を厳選したベスト10を発表する。今回は邦画編である。