ピーナッツ
伝承とサイエンスの養生訓

ピーナッツは渋皮付きで1日20粒がお薦めという理由

つかぬことをお聞きしますが、貴方は皮付きピーナッツと皮むきピーナッツ、どちらが好きですか? 私? どちらも好きです。しかし、できるなら皮付きを食べた方がいいという説がある。 渋皮にポリフェノール  ピーナッツ本体を包む赤茶色の「渋皮」には、ブドウの皮や赤ワインにも多く含まれる。特筆すべきが、抗酸化作用のある「ポリフェノール」の一種「レスべラトロール」が豊富に含まれているということだ。このレスべラト […]
イチジクの断面
伝承とサイエンスの養生訓

イチジクは消化不良や便秘にどう“効く”のか

イチジクは現在の中東、アラビア地方を原産地とするクワ科の落葉樹で、江戸時代の寛永年間(1624~44)に日本に入ってきたとされている。晩夏(8月)から晩秋(11月)にかけて実を熟させる。 タンパク質分解酵素フィシンを含む  かつては畑や庭に植えられていたが、今ではそんな姿も少なくなり、日本人にはそれほど身近な果物ではなくなった。  とはいえ、真っ盛りのイチジクは果物屋、八百屋、スーパーで見かけるこ […]
健康食品テレビ通販の現場からお伝えします

すごいかすごくないかよくわからないけどパワーある言葉「コラーゲン」(2)

前回、多くの視聴者が「美」を想起しやすいパワーある成分「コラーゲン」が、よくわかりませんと書きました。そんなわからんままなのだけど人気があるコラーゲンについて今回も少しお話しましょう。 「『コラーゲンは大事』は言えるけど、飲んで効くのかは???」  コラーゲンのことについて専門家に聞いてきた中で、バラバラなのは摂取のしかたや摂取しての効能についての意見でしたが、もともと体内にあるコラーゲンの働きに […]
大豆変身物語

黒豆のブラックパワー

正月におせち料理と雑煮は欠かせない。そのおせち料理の一角を占める黒豆は、決して目立つ存在ではないが、昔から大事にされてきた実力者である。近年、その機能性が明らかにされつつある。
科学・法令

花王がコーヒーポリフェノールのクロロゲン酸類に血管内皮機能改善作用を発見。脂肪消費高める作用も

花王のヒューマンヘルスケア研究センター・ヘルスケア食品研究所と生物科学研究所は、コーヒー豆に含まれるポリフェノールであるクロロゲン酸類に血管内皮機能を改善する作用を見出した。 成人を対象とした継続摂取試験を通して、クロロゲン酸類の持つ生理機能と、焙煎によって生じる成分との関係について調べた結果。 同作用を十分に発現させるためには、クロロゲン酸類を豊富にするとともに、焙煎工程で生じる酸化成分ヒドロキ […]
フェノールの構造式(左)とポリフェノールの分類
大豆変身物語

イソフラボンと環境ホルモン

ダイズは、イソフラボンという物質を含んでいる。これは女性ホルモンに似た作用があるため、かつて“環境ホルモン騒動”が起こったときには一緒に心配された。しかし食品として普通に摂れば心配無用。ただし、サプリメントや健康食品の場合には配慮が必要だ。
健康食品テレビ通販の現場からお伝えします

まなざし系サプリ

健康食品の通販番組でよく見るものにブルーベリーがありますよね~。そのブルーベリーの通販番組では、「まなざしが気になる方に」というフレーズがよく出ます。そんな“まなざし系サプリ”とも言うべきもののお話をしましょう。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.21(2011.10.19)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。今号は、米国と韓国が減塩への取り組みを強化、ビタミンE過剰摂取で前立腺がんリスク増の報告、低用量域での発がん物質のリスク評価方法の提案、などが注目の話題だ。