食品安全情報(化学物質)

欧州がグリホサートの認可延長

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州委員会(EC)はグリホサートの認可更新の可否について期日までに合意できず、関連規則に基づき認可を2023年12月15日まで延長した。ビタミンとミネラルはヒトの生理機能に不可欠であっても過剰摂取による有害影響を生じる可能性もあり、それに関連する報告の例を挙げる。
食品安全情報(化学物質)

違法ホメオパシー製品に対処

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国FDAは、リスクの高いホメオパシー製品についてFDAが執行及び規制措置を優先するためのアプローチを記した最終ガイダンスを発表した。欧州食品安全機関は、食品に使用される香料の認可申請書作成において申請者を支援するための新しい科学的ガイダンスを策定した。
食品安全情報(化学物質)

「食品安全文化」推進の時代へ

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。コーデックス委員会文書に「食品安全文化」が明記されたこともあり、この概念の政策への導入が進められている。FDAは食品安全文化に関する科学文献の系統的レビューを実施した。オーストラリア・ニュージーランドでベビーホウレンソウ製品への植物素材の混入があり、大規模なリコールを発表している。
食品安全情報(化学物質)

米国FSMAのトレサ最終規則

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。WHOはパーおよびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)に対する飲料水水質ガイドライン(GDWQ)の更新を検討している。ニュージーランド第一次産業省は、食品の健康スター格付システムの更新版を発表した。米国FDAは食品安全近代化法(FSMA)のトレーサビリティに関する最終規則を発行した。
食品安全情報(化学物質)

培養肉「細胞ベースの食品」に

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。FAOとWHOはオンライン会議を開催し、専門家会合では「細胞ベース」という用語を用いることが合意された。EUにおける国民の化学物質への暴露量の測定とその健康影響の評価を調和させることを目的とした欧州初の大規模プロジェクトが2022年6月下旬に終了し、論文や消費者向け資料などが公開されている。
食品安全情報(化学物質)

EUが新しいGM技術の評価へ

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。WHOは各国当局による積極的な食品安全への取り組みを呼びかける世界戦略を発表した。欧州食品安全機関は新しい遺伝子改変技術を利用した食用作物の評価の手続きを整備した。英国基準庁の消費者調査によると、消費者はインフレに対して食事の頻度や量を減らしたり、保存や調理の方法を変更するなどの行動を取っている。
食品安全情報(化学物質)

リサイクルプラの安全性強化

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州委員会はリサイクルプラスチックの安全性を強化するための新しい規則を採択した。欧州委員会はまた、食品の機能強化のために添加されるビタミン、ミネラル、その他の物質に関する規則に「紅麹米由来のモナコリン」を追加した。FAOはウクライナでの戦争に起因する各種の混乱に対処するための緊急の行動を呼び掛ける。
食品安全情報(化学物質)

紫外線照射器に危険な製品あり

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。カナダ食品検査庁(CFIA)は「子供の食品プロジェクト」2020年次報告書を発表した。米国FDAは特定のブランドの紫外線照射器が数秒の使用で皮膚や目を傷つける可能性があると警告している。国連食糧農業機関(FAO)は食品管理の電子通知システムの設計と導入に関する技術的ガイダンスを公表した。
食品安全情報(化学物質)

アマメシバは完全に加熱料理を

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州食品安全機関の新しい運営理事会にはメンバーとして市民とフードチェーン関係者、欧州自由貿易連合(EFTA)/欧州経済領域(EEA)が入った。米国環境保護庁(EPA)は、飲料水の新しい健康勧告値を設定した。アマメシバの利用では調理法に注意すべきである。
食品安全情報(化学物質)

大麻草成分の安全性を調べる

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州食品安全機関(EFSA)は大麻草成分のカンナビジオール(CBD)の評価を進めている。米国FDAはダイエタリーサプメントに関する新たな教育計画を開始した。世界食品安全デー関連記事を別添としてまとめた。
食品安全情報(微生物)

無登録の自宅調理をなくそう

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。英国食品基準庁(UK FSA)は家庭を拠点とする食品販売者が自治体当局に登録を行っていないことを受け、事業登録を行うよう呼び掛けるキャンペーンを行っている。ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)は、健康リスクの認識に関する消費者調査の調査結果を発表した。
食品安全情報(化学物質)

グリホサート発がんと分類せず

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州化学品庁のリスク評価委員会はグリホサートの現行分類を維持することに合意した。科学的で広範なレビューに基づきグリホサートを発がん物質と分類することは正当化されないと結論した。
食品安全情報(化学物質)

フタル酸エステルの規制見直し

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州食品安全機関(EFSA)と米国食品医薬品局(FDA)が、食品接触物質に使用されるフタル酸エステル類に関する記事を発表した。英国食品基準庁(FSA)は、アクリルアミド生成回避に関して、家庭でのジャガイモの保管では冷蔵庫選択してもよいと助言を更新した。
食品安全情報(化学物質)

ヒマワリ油代替原料への対応

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。英国食品基準庁とスコットランド食品基準庁は、ウクライナ紛争の影響でヒマワリ油の供給が逼迫する可能性を受けて、ヒマワリ油の精製菜種油への代替に関するリスク評価を発表した。ドイツ連邦リスクアセスメント研究所は、食用にできる植物と有毒植物の誤認による食中毒について注意を呼び掛けている。
食品安全情報(化学物質)

やめて!プッシュポップで製菓

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。ドイツ連邦リスクアセスメント研究所は、玩具のプッシュポップを調理に使うと有害な物質が食品に移行する可能性があると指摘している。EFSAは飼料添加物エトキシキンの安全性の再評価を行った。また、EFSAはエチレンオキシドの代謝物である2-クロロエタノールの遺伝毒性について検討したが結論は出なかった。