スクリーンの餐

「フィールド・オブ・ドリームス」野球と食事

今回は、米メジャーリーグ開幕にちなみ、野球を題材にした1989年作品「フィールド・オブ・ドリームス」を通して、アメリカ人と野球と食の関わり合いを見ていこうと思う。 シューレス・ジョーとブラックソックス事件  本作はウイリアム・パトリック・キンセラの自伝的小説「シューレス・ジョー」を原作としている。シューレス・ジョーとは1910年代に活躍したメジャーリーガー、ジョン・ジャクソンのことである。  ジョ […]
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ビフのモデルはトランプか?

今回は先日第45代アメリカ大統領に就任したドナルド・トランプ氏にちなんで、彼がモデルと言われる「バック・トゥ・ザ・フューチャー」トリロジー(3部作)に登場する悪役ビフ・タネン(トーマス・F・ウィルソン)とトランプ氏の類似と相違を、シリーズを通して見ていきたい。
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グルメ手帳をやめた理由とは

前回に引き続きの年末恒例企画。年間1000本以上の鑑賞本数を誇る私rightwideが、今年公開された映画の中から印象的な食べ物や飲み物が出てきた作品を厳選したベスト10を発表する。今回は邦画編である。
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料理人の成長を象徴する賄い

年末の恒例企画、年間1000本以上の鑑賞本数を誇る私rightwideが、今年公開された映画の中から印象的な食べ物や飲み物が出てきた作品を厳選したベスト10を発表する。まずは洋画編から。
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「続・深夜食堂」の“飯テロ”

現在公開中の「続・深夜食堂」は、安倍夜郎の漫画を原作に、2009年からテレビドラマとして放映されているシリーズの劇場版2作目で、前作「映画 深夜食堂」(本連載第94回参照)に続いて新宿の架空の繁華街“よもぎ町”にある深夜営業の大衆食堂「めしや」のマスター(小林薫)が作る料理にまつわる3つのエピソードで構成されている。
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「アスファルト」のクスクス

前回は日本の団地を舞台にした作品を紹介したが、今回はフランスの団地を舞台にした「アスファルト」を取り上げる。 “バンリュー”での愛と絆を描く  フランスでも日本と同様、1960年代に住宅不足対策としてパリ等の大都市の郊外に公営団地の建設が進んだ。その建設の様子は団地の主婦売春を題材としたゴダールの「彼女について私が知っている二、三の事柄」(1966)でも描かれている。  その後、バンリューと呼ばれ […]