製造・物流

2011年食の10大ニュース[1]

放射性物質で大混乱(東日本大震災関連) 食料生産基地が大打撃(同上) 食品輸出「日本」ブランド崩壊(同上) 超円高:食料輸入にはプラス TPP交渉参加表明 FoodWatchJapanとFOOCOM.NET稼働 生食肉で食中毒 食品表示一元化検討会スタート GMOパパイヤ輸入開始 健康食品はますます元気
科学・法令

地方分権一括法下の国と自治体の責務

地方分権一括法(2000年施行)で地方分権が進んでいるにもかかわらず、食品衛生や家畜伝染病対策等に関する事務や責任が国のものと誤解されている例が多い。相手を間違えた意見や報道は力を発揮せず、混乱のもとにもなっている。
インディ500
技と絆でひらく

自動車燃料としてのエタノール大量生産と食糧問題

縮小する市場、競争相手は巨大企業、超高価格、信頼性なし、見えない販売の現場――五重苦に悩まされていた、日本における米国製オートバイ「ハーレーダビッドソン」。そのブランドを建て直し、日本で最も売れるオートバイに返り咲かせた立役者、アンクル・アウルこと奥井俊史氏が、食ビジネスを新しい視点で観察し、提言します。
製造・物流

2010年食の10大ニュース[1]

2010年もあとわずか。今年も食にまつわる話題は数多く、それぞれの話題がかかわる領域、影響を与える領域も多岐にわたりました。それらを振り返りながら、来る年に備え、夢も膨らませたいものです。  そこでFoodWatchJapanは、食の科学、技術、流通に造詣の深い識者の方々に「2010年食の10大ニュース」をピックアップしてもらいました。トップバッターは食品技術士の横山勉さんです。
Maryanskiのバイテクと食品安全考

「過去は序章に過ぎない」―― バイテク食品安全性評価について思うこと/”What’s Past is Prologue:” Thoughts on Ag Biotech Food Safety Assessment

今月末、日経BP 社の「FoodScience」が休刊となる。寄稿のお誘いを受け、過去2年に渡って記事を書かせてもらった。実に光栄なことであった。日経BP社の宮田満氏と中野栄子氏そしてスタッフの方々に大変お世話になった。緒明俊氏には何かにつけ激励を頂いた。妻の飯島みどりは記事の和訳を全て引き受けてくれた。協力いただいたすべての諸氏に、そしてお付き合いくださった読者のみなさんに、この場を借りて、心か […]
読み書きバイオ

市民の力って何だろう――ユーコープ事業連合の取り組み――

2009年は遺伝子組換え技術を用いた青いバラが、日本の商業栽培第1号となりましたが、日本で研究・開発されている遺伝子組換え作物が畑におろされる気配はありません。植物バイオの技術開発に多くの税金が投入され、使える技術があると聞こえてくるのに、成果が利用されない現状こそ「MOTTAINAI」と感じるこのごろです。生活協同組合連合会ユーコープ事業連合(神奈川県)が、リスクコミュニケーション委員会(前食品 […]
Maryanskiのバイテクと食品安全考

やはり目を引くのはパッケージ前面の任意表示? 食品パッケージ前面表示に目を光らせるFDA/It’s What’s Up Front that Counts: Front of Food Package Label (FOP) Gets FDA Scrutiny

米国の食料品店では、スナック菓子や加糖シリアルなど様々な食品がそれらの栄養特性を表わすことを目的とする絵や数値があしらわれて販売されている。この表示は生産者側の任意表示であり、店頭表示と呼ばれるものの一つである。米国食品医薬品局(FDA)は、消費者や連邦議会議員から食品表示、特に「パッケージの前面」表示の内容についての問い合わせを受け、注意を払うようになった。パッケージ前面表示の新しいタイプの一つ […]
うねやま研究室

新型インフルエンザの安心宣言から「安全・安心」を考える

日本国内では峠を越えた感のある新型インフルエンザ「騒動」ですが、オーストラリアなどでは感染は拡大中で、世界レベルではまだまだ終息したとは言えない状況です。このインフルエンザ騒動の中で、神戸市や兵庫県が「安心宣言」をしたと報じられました(「神戸 ひとまず安心宣言」「新型インフルエンザひょうご安心宣言」)。
Maryanskiのバイテクと食品安全考

未認可遺伝子組換え作物の微量混入――高くつく貿易問題に頭を抱える各国規制当局/Low Level Presence of Unauthorized Biotech Material in Bulk Shipments ? A Regulatory Headache and Expensive Trade Issue

米国から輸入されてくるトウモロコシの貨物に、日本ではまだ認可されていないバイテク(遺伝子組換え)トウモロコシの品種が時折、ごく微量混入していることが報告される。日本ではまだ未認可なので、その貨物は違法となる。あるケースにおいては(例えばB.t.10)、その問題となる品種は認可もされてなければ、市場導入も目的とされていないものだったりする。それ以外のケースは、規制上の要件を米国においてはすべて満たし […]
うねやま研究室

食の安全に関する世論調査、海外と日本で結果が違うのはなぜ?

英国食品基準庁(FSA)は2009年2月19日、消費者の食品への考え方についての追跡調査の最新結果「Quarterly public tracker -December 2008」(08年12月調査)を発表しました。この調査は、FSAが01年から年に4回以上の頻度で定期的に行っているもので、今回の調査結果とこれまでの推移が分かりやすいグラフでまとめて公表されました。
技術士からの提言(Y)

東京都に望む「BSE全頭検査」の卒業

名門大学生の逮捕により大麻汚染の広がりを認識する昨今だ。大麻や覚せい剤周辺の脱法ドラッグは取り締りが困難だったが、これを可能にしたのが2005年施行の「東京都薬物濫用防止に関する条例」である。用途にかかわらず薬物そのものを指定して規制した。本条例により、都内の脱法ドラッグは一掃され、その後の改正薬物法につながった。正に地方から日本を動かした。こうした東京都の実力は、地方自治体の中でも抜きん出ている […]
Maryanskiのバイテクと食品安全考

米国のバイテク食品安全性評価――FDAは義務化せず/Assessing Biotech Food Safety in the U.S; FDA’s Voluntary Approach

1990年代初頭、日米双方の政府は現代バイオテクノロジーによって開発された食品の安全性を評価するための政策や指針を作成した。日本においては、厚生省(当時)が1991年にOECDの指針を基にバイテク作物の安全性審査のための任意の指針を作成した。しかしながら、2001年にその安全性審査は日本において義務化されることになる。米国では、バイテク食品は今でも1992年に米国食品医薬品局(FDA)が作成した任 […]