管理機の一つ(記事とは直接関係ありません)
「よい農産物」とはどんな農産物か?

重要なのは栽培管理であり有機栽培か否かではない

有機栽培でも一般の栽培(いわゆる慣行栽培)でも、栽培の管理がうまい人の農産物は比較的おいしいし、おそらく栄養面でも良好となる傾向があるはずだ。 有機栽培と慣行栽培は対立概念ではない  栽培というものは、耕して種を蒔いたら収穫までほったらかしというものではない。生産者は状況に応じて作物や土にさまざまな働きかけを行って、作物が健康に育つようにする。それが農業で言う管理だ。  管理がよく作物が普通に健康 […]
「よい農産物」とはどんな農産物か?

有機栽培は作物の安全・安心のためではなかった

農薬にはどのような危険があるだろうか。また、どの程度危険なものなのだろうか。これはものによって一様ではなく、時代によっても異なる。たとえば、化学合成農薬の中でも、かつて販売されていたり広範に使用されていたものには、かなり危険なものがあったが、今日流通している農薬は、それらとはまた事情が異なる。 農薬の急性毒性・残留性・催奇性  農薬の危険性として、まずいちばんわかりやすいものは、飲むと死んでしまう […]
戦術・戦略

2012年食の10大ニュース[4]

夏場の歴史的干ばつで米国産トウモロコシが大減産 米国産トウモロコシが史上最高値を記録 米国産トウモロコシは米国内飼料用需要を上回り固定需要に 2013年米国産トウモロコシの輸出見通しは4割減の予想 ミシシッピー川の水位低下で穀物等の大量輸送に甚大な影響 干ばつはロシア・ウクライナ・EUにも拡大 複数の特性を持つ遺伝子組換え品種(スタック品種)が初めて作付け全体の過半数に 新しい育種技術(NBT)の […]
科学・法令

2012年食の10大ニュース[2]

各国の基準値超過食品への対応:米国・EU・韓国 DMAA(1,3-ジメチルアミルアミン)を含む製品について各国が警告 米国食品医薬品局(FDA):コメおよびコメ製品のヒ素濃度の予備的データを発表 欧州食品安全機関(EFSA):暴露マージン(MOE)および毒性学的懸念の閾値(TTC)の利用について意見を公表 イタリアの個人病院でソルビトールと称する製品により女性が死亡 世界保健機関(WHO):福島第 […]
食品安全情報(化学物質)

ブラックコホシュで肝障害か

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.23(2012.11.14)を発表した。MHRAはブラックコホシュレメディについて肝不全の報告を受け、再度の注意喚起を行っている。FSANZは、タスマニアでの藻類大発生によって発生した麻痺性貝毒のため、イガイのリコールを行っている。
食品安全情報(化学物質)

リスク評価の新課題への対応

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.22(2012.10.31)を発表した。ECは環境とヒトの健康について、食品以外のリスク評価課題の意見の募集を開始した。韓国KFDAは来年から始まるカフェイン関連に規制に先立ち、国内流通中の“エナジードリンクなど”カフェイン含有量の調査結果を発表した。
食品安全情報(化学物質)

セラリーニ論文はデータ不足

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.21(2012.10.17)を発表した。フランスでは先にグリホサート含有製品およびGMトウモロコシの混餌投与が齧歯類に有害とする発表がされたが、欧州食品安全機関(EFSA)はじめ複数国の研究機関から疑義が呈されている。英国食品基準庁(FSA)はカクテル中の液体窒素に警告を発した。BfRシンポジウム「危機対応と危機予防」のプレゼン概要が発表さ […]
サントリーフラワーズが販売している青いカーネーション「ムーンダスト」
大豆変身物語

遺伝子組換え技術の必要性

1996年に本格的な商業栽培が始まった遺伝子組換え(GM)作物は、瞬く間に世界の農地に広がった。日本も大量のGM作物を輸入しているが、それを知っている消費者は少ない。「遺伝子組換えでない」という表示で、実態が覆い隠されているためである。GM技術の理解者を増やしたいものである。人類の将来に、不可欠な技術と考えているためである。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.07(2012.04.4)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。食品中の発がん物質のコントロールについて、欧州食品安全機関(EFSA)は暴露マージン・アプローチを採用すると発表した。「できるだけ少なく」から「有害な量と実際の摂取量の差を評価する」へのシフト。一方、米国国防総省は軍施設でDMAAを含む製品の販売を中止。集中力を高めるなどとするサプリメント。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.05(2012.03.7)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)は、グルコサミンは抗血液凝固薬の効果を増強し、出血につながるリスクを指摘している。カナダ食品検査庁(CFIA)は、8月にスタートする新しい食物アレルゲン表示について事業者に注意を呼びかけている。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.04(2012.02.22)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。ドイツではヨウ素欠乏予防が取り組まれているが、日本ではむしろ過剰摂取が問題になる地域であることに注意。米国でオーガニック玄米シロップを含む製品からのヒ素検出が発表され、FDAが声明を発表している。米国国家毒性プログラム(NTP)は、イチョウ抽出物についてファクトシートを発表。リスクがある半面、有効性を示す試験結果はない。
農林・水産

2011年食の10大ニュース[14]

パキスタンの家庭菜園、米兵に襲撃される 「農地の放射性物質の汚染“合法”は許せない」、鈴木博之氏(福島県大玉村)東電提訴へ 世界の食料ロス13億t、全農産物生産量の3分の1! 世界の飢餓人口統計は「でっちあげ」? エジプト革命、食料価格の高騰は原因にあらず 農水省、大震災直後「コメ屋査察を強化」 財政破綻のギリシャ、就農人口急増 デンマーク政府、世界初の「脂肪税」導入開始 ベトナム、TPP参加 水 […]