農林・水産

住友商事がチリに農薬販売会社を設立

住友商事は、チリ共和国に農薬販売会社サミット・アグロ・チリ(Summit Agro Chile SpA./チリ共和国サンティアゴ、小野真之介社長/以下SACH社)を設立し、2014年1月1日より営業を開始した。南米・アンデス地域における農薬販売ビジネスの収益基盤を強化する。 住友商事は2010年にチリ国農薬市場に参入。SACH社ではワイン用ブドウを含む果樹や野菜向けを中心に事業を展開。除草剤や殺虫 […]
2013年食の10大ニュース
科学・法令

2013年食の10大ニュース[4]

【1】食品中のヒ素の含有量調査が実施される 【2】牛肉製品へのウマ肉混入について 【3】EUでネオニコチノイド類の農薬3種の使用制限が決定される 【4】オレゴンで遺伝子組換えグリホサート耐性小麦が検出される 【5】台湾産の澱粉加工製品からマレイン酸が検出される 【6】「OxyElite Pro」の使用後の急性肝炎および肝障害 【7】米国FDAが加工食品のトランス脂肪の低減化のために対応 【8】英国 […]
遺伝子組換えトウモロコシ(左)と非組換えトウモロコシ(記事とは直接関係ありません)
「よい農産物」とはどんな農産物か?

農業生産と環境負荷/遺伝子組換え作物のメリットと安全性

次に、遺伝子組換え作物の問題について考えよう。遺伝子組換えというのは、生物の細胞からある性質を持つ遺伝子を取り出し、他の生物の細胞の遺伝子に導入して新しい性質をもたせることを言う。遺伝子組換え作物とは、その技術を用いた作物品種ということである。従来の交配・選抜による品種改良は生殖が可能な同士(つまり同じ種)でしかできなかったが、遺伝子組換え技術では、種を超えて形質を移転できるところが特徴だ。 除草 […]
インドネシアの畑
土を知る、土を使う

インドネシア農業の可能性(1)

急速に発展する国々が集まるASEAN、その中でもとりわけ期待されている国がインドネシアです。商業では2億4000万人でさらに増え続ける人口と経済の発展が注目されていますが、農業生産では数えることが困難なほどある島々が今後の可能性を秘めていると言えます。 施肥の概念があることの重要性  筆者が最初に訪れたのは2012年6月末でしたが、想像以上に未だ途上段階の国という印象を受けました。と言うのは、筆者 […]
水田の追肥作業(記事とは直接関係ありません)
「よい農産物」とはどんな農産物か?

農業生産と環境負荷/農薬・化学肥料が多い日本農業

農薬や化学肥料の使用量が日本では多いという指摘は少なくない。筆者もそう見ている。日本で農薬や化学肥料の使用量が多くなる理由はいくつかあるが、温帯モンスーン気候による影響は非常に大きい。 有機栽培推進よりも慣行栽培の高度化を  日本は非常に多雨な上に温暖である。これは、作物にとっては生育しやすい好条件と言えるが、同時に病害虫も非常に多くなり、さらに雑草も非常に繁茂しやすいという欠点でもある。これらに […]