「2010年も今日で終わり。特集「2010年食の10大ニュース」も本日が最終日です。8名の方々の記事をお届けします。(FoodWatchJapan 齋藤訓之)
- 自給率プロパガンダ、終わりの始まり
- 今年も山田正彦で世の中大迷惑
- TPP騒動勃発
- 夏の猛暑で北海道でも野菜等不作
- 食品安全情報ネットワーク(FSIN)等、科学者の発信強化元年
- 遺伝子組換え作物から食物の時代へ
- 口蹄疫大被害
- 消費者庁迷走続く
- ゼンショーちゃっかり米国産牛肉使用再開
- 世界中で遺伝子組換え作物ますます普及
1. 自給率プロパガンダ、終わりの始まり
「日本は世界5位の農業大国――大嘘だらけの食料自給率」(浅川芳裕、講談社)がベストセラーに。「『食料自給率』の罠――輸出が日本の農業を強くする」(川島博之、講談社)など自給率批判相次ぐ。今後の農業政策へよい影響が出るのを期待する。
2. 今年も山田正彦で世の中大迷惑
短命大臣でよかった。
※ 編集部註:衆議院議員、前農林水産大臣の山田正彦氏は農業に明るくないのではと疑う向き、同氏の農林水産副大臣、同大臣在任中の口蹄疫等の問題への対応に疑問を呈する向きは一人ならずあります。この稿はそうした懸念、疑問に基づく感想であり、氏の尊厳に立ち入るものではありません。
3. TPP騒動勃発
都市対農村、輸出産業対農業、改革派農家対旧態依然農家として取り上げられている観がある。農業以外への影響もプラスだけなのだろうかまだよくわからない。
4. 夏の猛暑で北海道でも野菜等不作
いや~暑かった。
5. 食品安全情報ネットワーク(FSIN)等、科学者の発信強化元年
FoodWatchJapan にも期待。
6. 遺伝子組換え作物から食物の時代へ
遺伝子組換えの魚もアメリカ人は受け入れるのだろうか?
8. 消費者庁迷走続く
消費者庁=感情・情緒・非科学では困る。
9. ゼンショーちゃっかり米国産牛肉使用再開
以前吉野家攻撃のネタにしていたくせに。
※ 編集部註:ゼンショーは11月に米国産牛肉販売開始を発表。一方、「安全な食の提供がゼンショーグループの使命」(2005年)では米国産牛肉は危険とし、BSE全頭検査の実施も要求していることから、環境ないし方針の変化についての説明が必要ではないかとする意見が提出されています。
10. 世界中で遺伝子組換え作物ますます普及
当たり前でニュースにもならないけど。
- 2012年の10大ニュース
- 《特別企画》2010年食の10大ニュース[一覧]