木曜は高値疲れから全面安へ

2025年1月第3週(2025年1月17日〜2025年1月23日)

豊洲市場(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2025年1月第3週(2025年1月17日〜2025年1月23日)の概況より。
22日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ14%の増加。前年同期は2024年1月19日〜2024年1月25日。
1日平均取扱数量は総量960t(103%、100%)。このうち鮮魚類は524t(前週比114%、前年同期比101%)、冷凍魚類は192t(前週比82%、前年同期比92%)、塩干加工品は244t(前週比100%、前年同期比102%)。

日ごとの動き

1月17日(金)週末の取引、買い気は振るわなかった。イワシとブリはともに1〜2割上伸、アジは小高い、カツオは堅調、スルメは強保合、サバは小安い展開となった。相場全体では小高い。

1月18日(土)休市前の取引、買い気はいまひとつ。カツオは1〜3割下落、サバは2割続落、ブリは軟調、スルメは小甘い、アジは小幅ながら続伸、イワシは保合った。相場全体では軟調。

1月20日(月)休市明けの取引、買い気は順調。スルメは堅調、イワシは強保合、アジは2〜3割反落、カツオは2割続落、ブリは続軟調、サバは保合にとどまった。相場全体では区々。

1月21日(火)休市前の取引、前荷づかえで買い気は低調。アジは2〜4割続落、スルメは軟調、イワシは弱保合、サバは強保合、カツオとブリは保合にとどまった。相場全体では軟調。

1月23日(木)休市明けの取引、高値疲れもあり、ほぼ全面安の取引となった。アジとスルメはともに続落、イワシは軟調、サバとカツオはともに値を下げ、ブリは弱保合。相場全体では小幅続落。

品目別の動き

アジ 中型が福岡と高知、中小型が長崎主体に入荷。数量は前週に比べ66%増加、価格は中型が1.5割弱安、中小型が2割高。

サバ 宮城と鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ34%増加、価格はほぼ変わらず。

イワシ 岩手と千葉主体に入荷。数量は前週に比べ5%減少、価格は1割弱高。

スルメイカ 富山と青森主体に入荷。数量は前週に比べ16%減少、価格は0.5割強高。

カツオ 三重主体に入荷。数量は前週に比べ79%増加、価格は1.5割強安。

ムキカキ 17%増加、三陸産の価格はわずかに上昇。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2025年1月第3週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ37.698138各地18,9006,2462,48413293
海外
メバチ35.19886各地※冷凍3,0241,06168010094
アジ32.2166136福岡ほか1,6209614328692
長崎中小1,296770324120
サバ27.313495宮城ほか1,080529324100122
イワシ19.59571岩手ほか1,08041021610890
スルメイカ6.284159富山ほか1,9441,404864107105
冷スルメイカ5.164425各地2,3762,160
サンマ1.575150北海道 ほか解凍972648
カレイ19.1109123北海道8646625408079
青森ほかマコ864143105
北海道アカ97277864810482
北海道アサバ6485083249977
ハマチ26.410089愛媛ほか野〆1,2421,1881,134100116
塩サケ12.75873北海道トキ
北海道アキ1,6201,5121,404100165
タラ類38.5138117岩手ほか1,296216
宮城ぶわ1,620100
カツオ2.517974三重2,4841,6311,08083123
キンメダイ6.2155168東京ほか4,6442,6781,40499115
ムキカキ17.5117114三陸5,4002,9121,296103105
各地2,7001,9441,296100

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/