ごぼう、じゃが、なす大幅減

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場大田市場業務課）が発表した2024年12月第1週（2024年11月29日〜2024年12月5日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週4日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,138t（前週比88％、前年同期比92％）。

日ごとの動き

前週比ではかぼちゃ、ピーマン、ミニトマトが増加したが、ごぼう、じゃがいも、なす等が減少したため、12％の減少となった。

前年同期比ではたまねぎ、こまつな、なましいたけ等が増加したが、トマト、ミニトマト、セルリー等が減少したため、8％の減少となった。

市況は、前週比は保合、前年同期比は強保合となった。

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷したが、前週比で19％の減少となった。千葉県産の価格は弱保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比で9％の減少となった。千葉県産の価格は強保合となった。

キャベツ　愛知県、千葉県等から入荷したが、前年同期比で23％の減少となった。日々不安定な出荷量が続いた。愛知県産の価格は前年同期比で強保合となった。

レタス　静岡県、茨城県等から入荷したが、茨城県産は終盤、静岡県、兵庫県産も生育が悪く、前年同期比で14％の減少となった。静岡県産の価格は前年同期比で強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷したが、前週比で15％の減少となった。茨城県産の価格は弱含みとなった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比で23％の減少となった。関東近在産地の秋冬作中心の出荷となった。群馬県産の価格は強保合となった。

きゅうり　宮崎県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比で11％の減少となった。高値推移のため荷動きは鈍い。宮崎県産の価格は弱含みとなった。

なす　高知県を中心に入荷したが、前週比で23％の減少となった。注文は多くないが入荷量も減っているため、高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県、栃木県等から入荷したが、前週比で4％の減少となった。熊本県・愛知県産は着果量が少なく小玉傾向だったが、熊本県産は徐々に数量回復してきている。熊本県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　宮崎県を中心に茨城県等から入荷したが、前年同期比で5％の減少となった。宮崎県産の価格は前年同期比で強保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷したが、作柄不良で前週比で24％の減少となった。北海道産の価格は強含みとなった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷したが、前週比で10％の減少となった。北海道産の価格は弱含みとなった。

品目別の動き

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。

東京都中央卸売市場週間市況（東京都中央卸売市場大田市場業務課）

http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/