木曜買い気は弱め。ブリ反落

2024年11月第2週(2024年11月8日〜2024年11月14日)

ブリ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年11月第2週(2024年11月8日〜2024年11月14日)の概況より。
13日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに減少。前年同期は2023年11月10日〜2023年11月16日。
1日平均取扱数量は総量1,128t(86%、102%)。このうち鮮魚類は587t(前週比97%、前年同期比107%)、冷凍魚類は297t(前週比73%、前年同期比111%)、塩干加工品は244t(前週比83%、前年同期比83%)。

日ごとの動き

11月8日(金)週末の取引、買い気は幾分上向いた。ブリは2〜3割続伸、サバは2割、イワシは1〜2割ともに上伸、サンマは堅調、アジとスルメはともに軟調となった。相場全体では続伸。

11月9日(土)休市前の取引、入荷増で買い気は振るわなかった。カツオは小幅ながら続伸し、アジとブリはともに堅調、サンマは1〜2割下落、サバは小甘い、スルメは弱保合、イワシは保合った。相場全体では小動き。

11月11日(月)週明けの取引、荷動きは低調。アジは2〜3割上伸、サバとイワシとカツオはともに堅調、ブリは2〜4割下落、スルメは区々、サンマは小動き。相場全体では強保合。

11月12日(火)休市前の取引、入荷も減り、買い気はやや上向いた。ブリは1〜3割反発、イワシは1割上伸、サンマは堅調、サバは2割、カツオは1割ともに下落、スルメは小甘い。相場全体では区々。

11月14日(木)休市明けの取引、入荷増で買い気は弱め。イワシは3〜4割、ブリは2〜3割ともに反落、アジは軟調、サバとサンマはともに小甘い、スルメは小高い、カツオは堅調となった。相場全体では軟調。

品目別の動き

サバ 宮城と岩手主体に入荷。数量は前週に比べ7%増加、価格は1.5割弱高。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ54%増加、価格は0.5割弱高。

スルメイカ 北海道と青森主体に入荷。数量は前週に比べ26%減少、価格は1.5割高。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ39%減少、価格は1.5割強高。

サンマ 北海道と岩手主体に入荷。数量は前週に比べ23%減少、価格は2割弱高。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

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主な水産物の市況(2024年11月第2週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ48.5108127各地15,6605,6372,160115104
海外6,0484,9504,320107103
メバチ99.6176200各地※冷凍3,0241,056702101107
アジ30.86671長崎ほか1,188724486129102
宮城中小432513324158136
サバ24.810793宮城ほか97251832411496
イワシ10.0154119北海道1,40455132410475
スルメイカ6.774114北海道 ほか2,0521,49081011594
冷スルメイカ1.77755各地2,3762,160
サンマ36.877549北海道 ほか10,80063732411855
各地解凍1,6201,080
カレイ14.0130132北海道8647244328292
青森ほかマコ1,080100133
北海道アカ1,08078832496103
北海道アサバ594810324150109
ハマチ16.2105104愛媛ほか野〆1,2421,1881,134100105
塩サケ16.36765北海道トキ
北海道アキ1,6201,5121,404100147
タラ類21.89388青森ほか1,296540
宮城ぶわ1,620100
カツオ14.461153宮城2,37695054011669
キンメダイ4.29178東京ほか7,5602,7431,296109149
ムキカキ7.610770三陸5,9403,7862,160115120
各地3,0242,7001,296125

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/