ムキカキ5割増。三陸1割強高

2024年10月第3週(2024年10月18日〜2024年10月24日)

カキ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年10月第3週(2024年10月18日〜2024年10月24日)の概況より。
23日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに減少。前年同期は2023年10月20日〜2023年10月26日。
1日平均取扱数量は総量1,026t(85%、93%)。このうち鮮魚類は592t(前週比97%、前年同期比95%)、冷凍魚類は215t(前週比61%、前年同期比93%)、塩干加工品は219t(前週比87%、前年同期比89%)。

日ごとの動き

10月18日(金)週末の取引、荷動きは依然弱め。アジは2〜4割続落、サンマは1〜3割下落、ブリは小安く、イワシは軟調、スルメは2〜4割上伸、カツオは強保合、サバは保合にとどまった。相場全体では下落。

10月19日(土)休市前の取引、買い気は幾分上向き。サバは小高く、アジとスルメはともに堅調、サンマは2〜3割続落、イワシは続軟調、ブリは小甘い、カツオは小動き。相場全体では区々。

10月21日(月)週明けの取引、入荷増えたが週明けで買い気は順調。アジは3―5割上伸、サバは2〜4割続伸、ブリは堅調、サンマは軟調、イワシは弱保合、スルメは区々、カツオは小動き。相場全体では堅調。

10月22日(火)休市前の取引、買い気はまずまず。カツオは2〜5割、イワシは2〜4割ともに上伸、アジはおおむね反落、サバは軟調、ブリは弱保合、スルメは保合った。相場全体では区々。

10月24日(木)休市明けの取引、荷動きは順調。アジは2〜3割続落、サバは2割下落、サンマは小甘い、イワシは堅調、カツオは区々、スルメとブリはともに保合った。

品目別の動き

アジ 中型が鳥取と宮城、中小型が宮城主体に入荷。数量は前週に比べ38%減少、価格は中型が5割強高、中小型が変わらず。

サバ 宮城と岩手主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少、価格は0.5割高。

イワシ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ25%増加、価格は変わらず。

スルメイカ 宮城と北海道主体に入荷。数量は前週に比べ56%減少、価格はほぼ変わらず。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ6%増加、価格は0.5割強高。

サンマ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ16%増加、価格は2割弱安。

ムキカキ 50%増加、三陸産の価格は1割強高。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

““
主な水産物の市況(2024年10月第3週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ39.78796各地16,2006,5761,620166111
海外7,3445,1024,320113109
メバチ43.25778各地※冷凍2,9161,019702100104
アジ31.56259鳥取ほか1,620918324152185
宮城中小432100114
サバ22.29887宮城ほか756546324105126
イワシ7.112543千葉1,620562324100162
スルメイカ4.84448宮城ほか2,0521,341594101111
冷スルメイカ2.8215200各地2,3762,160
サンマ54.6116196北海道6,4806914328258
各地解凍1,6201,080
カレイ11.4139197北海道886105103
青森ほかマコ1,2961,053972115
北海道アカ1,0809076489794
北海道アサバ648527432
ハマチ12.195108愛媛ほか野〆1,2421,1881,13410098
塩サケ18.79693北海道トキ
北海道アキ1,6201,5121,404100147
タラ類12.8109119北海道 ほか1,188324
宮城ぶわ1,59899
カツオ33.410691宮城1,944778378106113
キンメダイ6.013686東京ほか5,4002,4411,40496113
ムキカキ1.215023三陸7,5604,7782,700112174
各地3,5643,4832,160127

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/