ねぎ、まつたけ、さといも増

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場大田市場業務課）が発表した2024年9月第5週（2024年9月27日〜2024年10月3日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,073t（前週比100％、前年同期比97％）。

日ごとの動き

前週比ではとうもろこし、かぼちゃ、ミニトマト等が減少したが、ねぎ、まつたけ、さといも等が増加したため、前週比で増減なしとなった。

前年同期比ではにんじん、こまつな、ねぎ等が増加したが、なす、はくさい、かぼちゃ等が減少したため、3％の減少となった。

市況は前週比で強含み、前年同期比で弱保合となった。

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比で10％の増加となった。秋大根に切り替わり、品質・数量ともに安定してきた。北海道産の価格は保合となった。

にんじん　北海道を中心に入荷し、前週比で13％の増加となった。産地の気温が落ち着き、正品率・出荷量が安定。北海道産の価格は弱保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷し、前週比で6％の増加となった。引き合いが強い状態が続き、群馬県産の価格は強保合となった。

レタス　長野県を中心に茨城県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。長野県産の価格は保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷し、前週比で10％の増加となった。気温が下がり白菜の需要が伸び、量販店からの発注は増加。長野県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岐阜県等から入荷したが、前週比で5％の減少となった。現作柄は盆明け頃の猛暑中の播種分なので、依然各地数量は少なかった。群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比で20％の増加となった。北海道産の価格は強保合となった。

きゅうり　福島県、埼玉県等から入荷したが、前週比で9％の減少となった。月初の特売需要で引き合いが非常に強く、相場は上昇した。福島県産の価格は強保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷し、前週比で2％の増加となった。月初特売により引き合いは強く、群馬県産の価格は強含みとなった。

トマト　千葉県、北海道等から入荷したが、前週比で12％の減少となった。小玉傾向に加え着色も今一つ。千葉県産の価格は強保合となった。

ピーマン　茨城県、岩手県等から入荷したが、前週比で7％の減少となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷したが、前週比で10％の減少となった。生育は順調。荷動きはまずまずで、北海道産の価格は弱保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷したが、前週比で9％の減少となった。荷動きは非常に鈍く、北海道産の価格は弱保合となった。

品目別の動き

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。

東京都中央卸売市場週間市況（東京都中央卸売市場大田市場業務課）

http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/