ムキカキ前年比65%減5割高

2024年9月第5週(2024年9月27日〜2024年10月3日)

カキ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年9月第5週(2024年9月27日〜2024年10月3日)の概況より。
2日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ14%の増加。前年同期は2023年9月29日〜2023年10月5日。
1日平均取扱数量は総量1,201t(118%、104%)。このうち鮮魚類は582t(前週比114%、前年同期比104%)、冷凍魚類は391t(前週比135%、前年同期比120%)、塩干加工品は228t(前週比104%、前年同期比84%)。

日ごとの動き

9月27日(金)週末の取引、入荷増と雨市で、買い気は低調。カツオとイワシはともに堅調、サンマは1〜2割続落、スルメは1〜2割反落、ブリは1〜2割下落、サバは弱保合、アジは保合にとどまった。相場全体では小動き。

9月28日(土)休市前の取引、買い気はやや上向いた。カツオは2割上伸、スルメは1〜2割反発、ブリは堅調、サンマは1〜2割続落、サバは軟調、アジは弱保合。相場全体では区々。

9月30日(月)週明けの取引、買い気はまずまず。スルメが1割続伸、サンマは堅調、ブリは強保合、イワシは3〜4割下落、カツオは1〜2割反落、アジは軟調、サバは保合った。相場全体では小動き。

10月1日(火)休市前の取引、月替わりとなったため、買い気は上向き。イワシが2〜5割、カツオは1〜3割ともに反発、サバは2〜3割上伸、アジは堅調、スルメは小反落、ブリは小甘い、サンマは区々。相場全体では堅調。

10月3日(木)休市明けの取引、買い気は振るわなかった。イワシは3〜4割、カツオは1〜2割ともに反落、スルメは3割下落、アジは1〜2割下落、ブリは軟調、サンマは堅調、サバは保合った。相場全体では下落。

品目別の動き

アジ 中型が長崎と佐賀、中小型が三重主体に入荷。数量は前週に比べ80%増加、価格は中型が2.5割弱安、中小型が3.5割弱高。

サバ 三重主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加、価格は1割強安。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ6%減少、価格は1割強安。

スルメイカ 宮城と福井主体に入荷。数量は前週に比べ6%増加、価格は1割強安。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ7%減少、価格は0.5割強安。

サンマ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ23%増加、価格は3割安。

ムキカキ 三陸主体に入荷。数量は前年に比べ65%減少、価格は5割高。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

““
主な水産物の市況(2024年9月第5週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ49.379127各地15,1206,5162,37664125
海外6,8045,2552,70093109
メバチ55.8108117各地※冷凍3,5641,012680101103
アジ42.0180118長崎ほか1,2967024327789
三重中小75650443213393
サバ21.510299三重1,0804862168888
イワシ6.49449北海道1,62045432489108
スルメイカ6.810679宮城ほか2,0521,1776058992
冷スルメイカ1.357108各地2,3762,160
サンマ55.4123149北海道4,8607133247054
各地解凍1,6201,080
カレイ8.18793北海道1,080986648126130
青森ほかマコ1,0809183
北海道アカ1,188864540124113
北海道アサバ648666432122123
ハマチ11.083104愛媛ほか野〆1,2421,1881,13410098
塩サケ21.211579北海道トキ
北海道アキ97291886410089
タラ類6.1102111北海道 ほか1,24267532480
宮城ぶわ1,6201,5341,512101
カツオ45.493124宮城2,37669127094103
キンメダイ2.35026静岡ほか5,4002,7001,620114139
ムキカキ0.64635三陸7,5605,0633,024150
各地3,3482,700

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/