ほうれんそう、まつたけなど増

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場大田市場業務課）が発表した2024年9月第3週（2024年9月13日〜2024年9月19日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,447t（前週比104％、前年同期比102％）。

日ごとの動き

前週比ではとうもろこし、えだまめ、ミニトマト等が減少したが、ほうれんそう、まつたけ、さといも等が増加したため、4％の増加となった。

前年同期比ではまつたけ、はくさい、かぼちゃ等が減少したが、とうもろこし、ミニトマト、こまつな等が増加したため、2％の増加となった。

市況は前週比で弱含み、前年同期比で保合となった。

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比で14％の増加となった。イタミに関しては一時期より減ったが、依然散見された。北海道産の価格は保合となった。

にんじん　北海道を中心に入荷し、前週比で9％の増加となった。引き続き細物（Мサイズ）中心。北海道産の価格は強含みとなった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比で4％の減少となった。生育は順調。他品目と比べ安定した入荷のため注文が集中した。不足感と、連休の特売により引き合いは強めで推移し、群馬県産の価格は強保合となった。

レタス　長野県を中心に入荷し、前週比で2％の増加となった。長野県産の価格は弱保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷し、前週比で19％の増加となった。長野県産の価格は保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に栃木県等から入荷し、前週比で31％の大幅な増加となった。旧盆明けに播種した、一番厳しかった作柄の出荷ステージを抜け、各地ようやく回復傾向となった。群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比で2％の増加となった。北海道産の価格は保合となった。

きゅうり　福島県を中心に埼玉県等から入荷し、前週比で10％の増加となった。連休前までは露地物とハウス物の端境により入荷量が少なかったが、その後はハウス物中心に増加した。福島県産の価格は弱保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷し、前週比で2％の増加となった。なす・長なすともに品質は徐々に改善してきた。群馬県産の価格は保合となった。

トマト　千葉県、北海道等から入荷し、前週比で7％の増加となった。北海道産は花落ち・着果不良の段を抜けつつあるものの、小玉傾向だった。千葉県産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県、岩手県等から入荷し、前週比で2％の増加となった。茨城県産の価格は保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷し、前週比増減なしとなった。残暑が厳しく荷動きは鈍かった。北海道産の価格は弱保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷し、前週比で2％の増加となった。北海道産の価格は弱保合となった。

品目別の動き

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。

東京都中央卸売市場週間市況（東京都中央卸売市場大田市場業務課）

http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/