サンマ5%増加。北海道主体

2024年9月第3週(2024年9月13日〜2024年9月19日)

サンマ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年9月第3週(2024年9月13日〜2024年9月19日)の概況より。
16日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ12%の減少。前年同期は2023年2月22日〜2023年2月28日。
1日平均取扱数量は総量1,086t(84%、104%)。このうち鮮魚類は558t(前週比88%、前年同期比100%)、冷凍魚類は246t(前週比73%、前年同期比108%)、塩干加工品は282t(前週比88%、前年同期比111%)。

日ごとの動き

9月13日(金)週末の取引、買い気は順調。スルメは小安い、ブリは軟調、イワシは弱保合、アジは強保合、サンマは小動き、サバは保合った。相場全体では小安い。

9月14日(土)連休前の取引、買い気はまずまず。カツオは堅調、サバは強保合、サンマは軟調、スルメは小甘い、イワシは弱保合、アジ、ブリはともに保合った。相場全体では小動き。

9月17日(火)連休明けの取引、買い気は順調。ブリは3〜4割、スルメは3割、イワシは2〜3割ともに上伸、サバは小高い、アジとカツオとサンマはともに堅調。相場全体では上伸。

9月18日(水)水曜開市日の取引、入荷は減ったが水曜市で買い気は振るわなかった。カツオは1〜2割上伸、ブリは堅調、サバは2〜4割、イワシは2割ともに反落、サンマは2割、アジは1〜2割ともに下落、スルメは小動き。相場全体では区々。

9月19日(木)開市の間の取引、入荷は減ったが、買い気はいまひとつ。イワシは2割反発、サバとサンマはともに堅調、カツオは1〜3割反落、スルメは小安い、アジとブリはともに軟調。相場全体では区々。

品目別の動き

アジ 中型が石川と長崎、中小型が千葉主体に入荷。数量は前週に比べ25%減少し、価格は中型が2割強高、中小型が1.5割強高。

サバ 岩手主体に入荷。数量は前週に比べ28%減少し、価格は0.5割高。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ10%減少し、価格は2.5割弱高。

スルメイカ 青森主体に入荷。数量は前週に比べ26%減少し、価格は1割高。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ27%減少し、価格は2割強高。

サンマ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ5%増加し、価格は0.5割弱安。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2024年9月第3週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ39.169105各地16,20010,1543,240154129
海外8,6405,5564,320102103
メバチ49.1102105各地※冷凍2,7001,029680100105
アジ46.375103石川ほか1,296670432122111
千葉中小648486324117100
サバ20.17291岩手648443216105114
イワシ9.19080北海道1,620464324123116
スルメイカ7.57497青森1,9441,4261,080110107
冷スルメイカ1.995190各地2,3762,160
サンマ37.4105129北海道6,4801,2315409688
各地解凍1,6201,080
カレイ9.910288北海道1,08079964880123
青森ほかマコ1,4041,188756119100
北海道アカ97275654088100
北海道アサバ64852943290104
ハマチ12.0112111愛媛ほか野〆1,2421,1881,13410097
塩サケ20.911980北海道トキ
北海道アキ97291886410089
タラ類4.610787岩手ほか1,080324
宮城ぶわ1,512100
カツオ41.673114宮城2,484756270121130
キンメダイ9.311182東京ほか3,2401,7931,0807087

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/