さといも、ブロ、かぼちゃ増

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場大田市場業務課）が発表した2024年9月第2週（2024年9月6日〜2024年9月12日）の概況より。
開市日数は、今週0日、前週0日、前年0日。
1日平均入荷量は総量5,234t（前週比102％、前年同期比105％）。

日ごとの動き

前週比ではとうもろこし、ほうれんそう、ピーマン等が減少したが、さといも、ブロッコリー、かぼちゃ等が増加したため、2％の増加となった。

前年同期比でははくさい、まつたけ、かぼちゃ等が減少したが、えだまめ、なましいたけ、さといも等が増加したため、5％の増加となった。

市況は前週比、前年同期比でともに強保合となった。

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比で5％の増加となった。高温・大雨で圃場ロスが多く、収穫作業が遅れ入荷が安定しない。荷動きはまずまずで、北海道産の価格は弱含みとなった。

にんじん　北海道を中心に入荷し、前週比で1％の微増となった。前週に引き続き細物（Мサイズ）中心。北海道産の価格は強保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷し、前週比で1％の微増となった。他品目と比べ安定した入荷だったため特売やチラシを入れた量販店も多く、引き合いは強め。群馬県産の価格は保合となった。

レタス　長野県を中心に入荷したが、前週比で4％の減少となった。長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷したが、圃場でのロスが多く、前週比で6％の減少となった。長野県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岐阜県等から入荷したが、猛暑と大雨により前週比で13％の減少となった。引き続き高値だが引き合いは強く、群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比で14％の増加となった。生育は順調だが、東北は稲刈りの時期に入り、中国産の不作もあって入荷は不安定。北海道産の価格は保合となった。

きゅうり　福島県を中心に宮城県等から入荷し、前週比で6％の増加となった。後半以降関東産が急増、東北産も数量が回復傾向となった。福島県産の価格は強保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷したが、前週比で1％の微減となった。特に長なすでイタミが多く、全体的な不足感は強い。群馬県産の価格は強保合となった。

トマト　千葉県、北海道等から入荷したが、前週比で1％の微減となった。北海道産は花落ち・着果不良の段に入り、数量減となった、千葉県産の価格は強含みとなった。

ピーマン　茨城県、岩手県等から入荷したが、前週比で10％の減少となった。茨城県産秋作は出荷量が増加したが、東北産は夜温の低下とともに出荷量が減少した。西南産地が猛暑と台風の影響で品薄となって引き合いが強まり、茨城県産の価格は強含みとなった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷し、前週比で7％の増加となった。荷動きは鈍く、北海道産の価格は弱含みとなった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷し、前週比で3％の増加となった。北海道産の価格は強保合となった。

品目別の動き

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。

東京都中央卸売市場週間市況（東京都中央卸売市場大田市場業務課）

http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/