きゅうり、なす、ブロなど増

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場大田市場業務課）が発表した2024年8月第3週（2024年8月16日〜2024年8月22日）の概況より。
開市日数は、今週4日、前週4日、前年5日。
1日平均入荷量は総量6,699t（前週比137％、前年同期比133％）。

日ごとの動き

前週比ではさといも、さつまいも、かぼちゃ等が減少したが、きゅうり、なす、ブロッコリー等が増加したため、37％の大幅な増加となった。

前年同期比ではさといも、かぼちゃが減少したが、オクラ、レイシ（にがうり）、にんじん等が減少したため、33％の大幅な増加となった。

市況は前週比で強含み、前年同期比で強保合となった。

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比で47％の大幅な増加となった。北海道産の価格は強保合となった。

にんじん　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比で41％の大幅な増加となった。出荷は順調で、L、M中心の太物が多かった。高温障害によるヤケも散見され、相場を下げつつの販売が続いた。北海道産の価格は弱保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷し、前週比で44％の大幅な増加となった。盆明け以降、小玉傾向は解消した。東北各産地は雨による品傷みが多く数量が減少した一方、群馬県産は潤沢な入荷となった。群馬県産の価格は強保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比で59％の大幅な増加となった。長野県産の価格は保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷し、前週比で68％の大幅な増加となった。長野県産は高温干ばつが解消し、入荷量が増加したが、品質の劣化も多かった。長野県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岐阜県等から入荷し、前週比で22％の増加となった。群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県、北海道等から入荷したが、前週比で2％の減少となった。茨城県産の価格は強保合となった。

きゅうり　福島県を中心に岩手県等から入荷し、前週比で87％の大幅な増加となった。東北各産地で天候不順で、入荷量が不安定だった。相場は比較的高めで推移したが、荷動きはよくなかった。福島県産の価格は強含みとなった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷し、前週比で84％の大幅な増加となった。栃木県など産地によってはカメムシ被害が顕著。群馬県産の価格は弱保合となった。

トマト　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比で51％の大幅な増加となった。荷動きはよく、北海道産の価格は強保合となった。

ピーマン　岩手県を中心に福島県等から入荷し、前週比で20％の増加となった。岩手県産の価格は強保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷し、前週比で19％の増加となった。北海道産の価格は強含みとなった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷し、前週比で2％の増加となった。北海道産の価格は弱保合となった。

品目別の動き

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。

東京都中央卸売市場週間市況（東京都中央卸売市場大田市場業務課）

http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/