市場3連休前の13日は全面高

2024年8月第2週(2024年8月9日〜2024年8月15日)

豊洲市場(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年8月第2週(2024年8月9日〜2024年8月15日)の概況より。
14日(水)、15日(木)が休市のため4日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ4%の増加。前年同期は2023年8月11日〜2023年8月17日。
1日平均取扱数量は総量1,015t(98%、127%)。このうち鮮魚類は561t(前週比104%、前年同期比145%)、冷凍魚類は201t(前週比83%、前年同期比107%)、塩干加工品は253t(前週比99%、前年同期比112%)。

日ごとの動き

8月9日(金)週末の取引、入荷が急減して、荷動きは比較的順調。アジは1〜2割続伸、サバとカツオはともに堅調、ブリは小動き、スルメは小甘い。相場全体では続堅調。

8月10日(土)休市前の取引、前荷薄や休み前で買い気よく、荷動きはおおむね順調だった。アジは小反落、イワシとブリはともに小安い、サバは弱保合、カツオは堅調、スルメは保合った。相場全体では弱保合。

8月12日(月)祝日開市日の取引、祝日とあって仲卸らの買い気は弱かったが、全般に入荷水準が低かったことで、おおむね順調な荷動きだった。カツオとスルメはともに小高い、サバは強保合、アジとブリはともに保合、イワシは小動き。相場全体では強保合。

8月13日(火)休市前の取引、市場の3連休前とあって買い気が強まり、ほぼ全面高の取引だった。カツオが4〜5割続伸、スルメも3割ほど続伸、アジとイワシはともに小幅上伸、ブリは小高く、サバは保合。

品目別の動き

アジ 中型が長崎と鳥取、中小型が佐賀と宮城主体に入荷。数量は前週に比べ13%減少し、価格は中型がわずかに下落、中小型が2割弱安。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ20%減少し、価格は1割弱高。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ52%増加し、価格は2.5割弱安。

スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ24%減少し、価格はわずかに上昇。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ31%減少し、価格は3割強高。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2024年8月第2週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ51.5126151各地3,7802,8022,1604928
海外10,2607,2443,780106120
メバチ46.190115各地※冷凍3,2401,02170210397
アジ41.487567長崎ほか1,7287164329841
佐賀ほか中小7563783248270
サバ19.280200宮城75641927010871
イワシ13.1152873北海道1,2964732167770
スルメイカ11.276415石川1,7281,33454010362
冷スルメイカ2.5156179各地2,3762,160
サンマ1.06330各地解凍1,6201,080
カレイ5.487159北海道7566485409787
青森ほかマコ1,08097286475
北海道アカ8647436489360
北海道アサバ54091
ハマチ16.414994愛媛ほか野〆1,2421,1881,13410096
塩サケ18.611489北海道トキ
北海道アキ97291886410089
タラ類3.6133116岩手ほか594150
宮城ぶわ1,512100
カツオ53.169165宮城2,37660821613176
キンメダイ9.1117607東京ほか4,8602,1061,4049481

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/