いんげん、かぼちゃなど増加

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場大田市場業務課）が発表した2024年7月第5週（2024年7月26日〜2024年8月1日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量4,848t（前週比97％、前年同期比94％）。

日ごとの動き

前週比ではいんげん、かぼちゃ、えだまめ等が増加したが、とうもろこし、たまねぎ、ピーマン等が減少したため、3％の減少となった。

前年同期比ではブロッコリー、かぼちゃ、だいこん等が増加したが、えだまめ、レイシ（にがうり）、オクラ等が減少したため、6％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強保合となった。

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷したが、前週比で10％の減少となった。北海道産は高温・干ばつで入荷量漸減。北海道産の価格は強保合となった。

にんじん　青森県、北海道等から入荷し、前週比で15％の増加となった。青森県産は7月いっぱいでほぼ販売終了したものの、北海道産は8割方の産地が出揃い、入荷量が増加した。供給増と猛暑による需要減退で荷動きは鈍かった。青森県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比で2％の減少となった。群馬県産の価格は強保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷したが、前週比で10％の減少となった。高温・干ばつで生育が進まず小玉傾向。一方で量販店への荷動きはよく、長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　長野県を中心に群馬県等から入荷したが、前週比で5％の減少となった。長野県産は高温干ばつで生育が進まなかったことに加え、圃場での廃棄も増加し、出荷量は低水準となった。長野県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岐阜県等から入荷し、前週比で7％の増加となった。群馬県産の価格は保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比で7％の減少となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　福島県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比で4％の減少となった。岩手県産は天候不順で出荷量減。月末特売需要で荷動きは良好。福島県産の価格は保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷し、前週比14％の増加となった。梅雨明けと同時に徐々に入荷量増加。群馬県産の価格は弱保合となった。

トマト　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比で13％の増加となった。青森県産はやや前進傾向となっている。北海道産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県、岩手県等から入荷したが、前週比で15％の減少となった。特売需要から引き合いは強かった。茨城県産の価格は強保合となった。

じゃがいも　茨城県、北海道等から入荷したが、前週比で7％の減少となった。北海道産は生育段階の干ばつを受け小玉傾向で入荷数量も多くなかった。静岡県・関東産が切り上がりのため北海道産の不足感が強かった。茨城県産の価格は強含みとなった。

たまねぎ　兵庫県、北海道等から入荷したが、前週比で16％の減少となった。兵庫県・佐賀県産は最終盤。兵庫県産の価格は保合となった。

品目別の動き

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。

東京都中央卸売市場週間市況（東京都中央卸売市場大田市場業務課）

http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/