スルメ42%増、1.5割強安

2024年7月第5週(2024年7月26日〜2024年8月1日)

イカ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年7月第5週(2024年7月26日〜2024年8月1日)の概況より。
31日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ4%の増加。前年同期は2023年7月28日〜2023年8月3日。
1日平均取扱数量は総量1,092t(119%、108%)。このうち鮮魚類は514t(前週比104%、前年同期比106%)、冷凍魚類は340t(前週比174%、前年同期比120%)、塩干加工品は239t(前週比104%、前年同期比100%)。

日ごとの動き

7月26日(金)週末の取引、買い気はまずまず。ブリが1〜2割、スルメは1割、ともに下落、アジは軟調、カツオは小甘い、イワシは小動き、サバは保合った。相場全体では小安い。

7月27日(土)休市前の取引、猛暑による消費低迷などから全般にさえない値動きとなった。スルメの下げ足が速まったほか、カツオが小幅続落、ブリとイワシはともに弱保合、サバは小動き、アジは保合った。相場全体では小幅続落。

7月29日(月)週明けの取引、買い気はおおむね順調。カツオが2〜3割、スルメは1割ともに反発、サバは1〜2割上伸、イワシとブリは堅調、アジは小動き。相場全体では反発。

7月30日(火)休市前の取引、入荷は減ったが、月末近く買い気は低調。アジは1〜2割上伸、イワシは続堅調、カツオは軟調、サバは弱保合、スルメとブリはともに保合った。相場全体では小動き。

8月1日(木)休市明けの取引、月替わりで休市明けとなったため、買い気は順調。イワシは続堅調、スルメは堅調、サバとブリはともに強保合、アジは1〜2割反落、カツオは続軟調。相場全体では強保合。

品目別の動き

アジ 中型が長崎と宮城、中小型が宮城と佐賀主体に入荷。数量は前週と変わらず、価格は中型が2割弱高、中小型が5割弱高。

サバ 宮城と岩手主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少し、価格は変わらず。

イワシ 宮城と岩手主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格はほぼ変わらず。

スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ42%増加し、価格は1.5割強安。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ4%増加し、価格は変わらず。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2024年7月第5週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ33.989111各地21,6005,9302,16011396
海外10,8007,8974,86084119
メバチ46.29498各地※冷凍2,91699770210195
アジ32.810079長崎ほか1,296821432119109
宮城ほか中小75652243214962
サバ22.198107宮城ほか756400324100106
イワシ13.310264宮城ほか1,29655132499138
スルメイカ12.1142168石川1,7931,36167584110
冷スルメイカ0.710044各地2,3762,160
サンマ0.7100100各地解凍1,6201,080
カレイ8.512099北海道75661654085119
青森ほかマコ1,620756
北海道アカ86478375612697
北海道アサバ648621324192
ハマチ10.8104124愛媛ほか野〆1,2421,1881,13410091
塩サケ17.0121113北海道トキ
北海道アキ97291886410089
タラ類3.3103103岩手ほか324100
宮城ぶわ1,512100
カツオ49.8104115宮城2,160648378100150
キンメダイ7.49967東京ほか5,4002,0741,404101117

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/