木曜はアジ堅調、カツオ小甘い

アジ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年7月第4週(2024年7月19日〜2024年7月25日)の概況より。
24日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ7%の減少。前年同期は2023年7月21日〜2023年7月27日。
1日平均取扱数量は総量920t(88%、97%)。このうち鮮魚類は494t(前週比93%、前年同期比97%)、冷凍魚類は195t(前週比72%、前年同期比91%)、塩干加工品は230t(前週比96%、前年同期比104%)。

日ごとの動き

7月19日(金)週末の取引、荷動きは順調。スルメは1〜2割上伸、ブリはしっかり、イワシは強保合、カツオは小甘い、サバは小動き、アジは保合った。相場全体では小甘い。

7月20日(土)休市前の取引、買い気はいまひとつさえなかった。カツオは2割、ブリは1割ともに下落、アジは軟調、イワシは弱保合、スルメは1〜2割続伸、サバは保合にとどまった。相場全体では小甘い。

7月22日(月)週明けの取引、買い気は順調。カツオとイワシはともに堅調、アジは強保合、サバは小甘い、スルメとブリはともに小動き。相場全体ではしっかり。

7月23日(火)休市前の取引、買い気はまずまず。イワシは1〜2割下落、カツオは軟調、ブリは弱保合、スルメは区々、アジとサバは保合った。相場全体では軟調。

7月25日(木)休市明けの取引、買い気はおおむね順調。アジとスルメはともに堅調、カツオは小甘く、イワシは弱保合、ブリは小動き、サバは保合った。相場全体では小動き。

品目別の動き

アジ 中型が宮城、中小型が三重主体に入荷。数量は前週に比べ9%減少し、価格は中型が2.5割安、中小型が4割安。

サバ 宮城と千葉主体に入荷。数量は前週と変わらず、価格は0.5割強安。

イワシ 千葉と宮城主体に入荷。数量は前週に比べ24%減少し、価格は3割弱高。

スルメイカ 石川と宮城主体に入荷。数量は前週に比べ30%減少し、価格は2.5割弱高。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ6%減少し、価格は変わらず。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2024年7月第4週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ38.192125各地19,4405,2581,94411189
海外15,1209,4515,40075134
メバチ49.37497各地※冷凍3,2409917029995
アジ32.79181宮城1,5126914327578
三重中小6483513246086
サバ22.510091宮城ほか7564002709395
イワシ13.17647千葉ほか1,296557324129147
スルメイカ8.570102石川ほか1,9441,611540123110
冷スルメイカ0.75033各地2,3762,160
サンマ0.788100各地解凍1,6201,080
カレイ7.19399北海道97272432492112
青森ほかマコ1,2961,080756105
北海道アカ5406213247474
北海道アサバ32467
ハマチ10.487116愛媛ほか野〆1,2421,1881,13410788
塩サケ14.18475北海道トキ
北海道アキ97291886410089
タラ類3.284103岩手ほか32486
宮城ぶわ1,512100
カツオ47.894106宮城2,160648324100
キンメダイ7.516374東京ほか3,6722,0521,51289108

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/