トマト大幅増。青森産着色良好

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場大田市場業務課）が発表した2024年7月第3週（2024年7月12日〜2024年7月18日）の概況より。
開市日数は、今週4日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,828t（前週比118％、前年同期比114％）。

日ごとの動き

前週比ではブロッコリーが減少したが、レイシ（にがうり）、トマト、ミニトマト等が増加したため、18％の増加となった。

前年同期比ではえだまめ、レイシ（にがうり）、なす等が減少したが、かぼちゃ、トマト、レタス等が増加したため、14％の増加となった。

市況は前週比、前年同期比ともに強保合となった。

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比で22％の増加となった。北海道産は天候回復から急激に入荷増、青森県産も他の品目の農作業が終了したことから入荷増。荷動きは鈍く、北海道産の価格は弱保合となった。

にんじん　青森県を中心に北海道等から入荷し、前週比で9％の増加となった。青森県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷し、前週比で30％の増加となった。群馬県産の価格は強保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比で21％の増加となった。連休前は高温干ばつのため入荷量が減少したが、特売需要のために引き合いは強く相場は上昇した。連休後は若干数量が増えるも依然として注文は多く、堅調な相場展開となった。長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比で20％の増加となった。長野県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岩手県等から入荷し、前週比で11％の増加となった。連休がらみで特売等の注文も多く価格は上がり、群馬県産は強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷し、前週比で9％の増加となった。順調な出荷が続くが暑さで傷みが増えてきた。連休で特売を組んでいた店舗も多く、一時引き合いが強まった。茨城県産の価格は強含みとなった。

きゅうり　福島県を中心に岩手県等から入荷し、前週比で7％の増加となった。福島県産の価格は強保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷し、前週比増減なしとなった。群馬県産はハウス作が減少し、露地作が増加。群馬県産の価格は保合となった。

トマト　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比で50％の大幅な増加となった。北海道産は徐々に数量が回復、青森県産も着色良好で増加した。北海道産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県、岩手県等から入荷し、前週比で13％の増加となった。茨城県産の価格は強保合となった。

じゃがいも　茨城県、静岡県等から入荷し、前週比で10％の増加となった。茨城県産の価格は強保合となった。

たまねぎ　兵庫県を中心に佐賀県等から入荷し、前週比で22％の増加となった。兵庫県産の価格は弱含みとなった。

品目別の動き

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。

東京都中央卸売市場週間市況（東京都中央卸売市場大田市場業務課）

http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/