スルメ倍増。イワシ、カツオ増

2024年7月第3週(2024年7月12日〜2024年7月18日)

イカ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年7月第3週(2024年7月12日〜2024年7月18日)の概況より。
15日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ1%の減少。前年同期は2023年7月14日〜2023年7月20日。
1日平均取扱数量は総量1,042t(104%、104%)。このうち鮮魚類は531t(前週比99%、前年同期比105%)、冷凍魚類は272t(前週比126%、前年同期比132%)、塩干加工品は239t(前週比95%、前年同期比81%)。

日ごとの動き

7月12日(金)週末の取引、入荷増と天候の悪化で、買い気は低調。スルメは1〜2割反発、サバは1〜2割下落、カツオは軟調、イワシは小動き、アジとブリはともに保合った。相場全体では小動き。

7月13日(土)連休前の取引、買い気は上向き、荷動きはおおむね良好だった。アジは堅調、カツオはしっかり、サバとブリはともにやや値を上げた。イワシは強保合、スルメは小動き。相場全体では小高い。

7月16日(火)連休明けの取引、買い気はまずまず。アジは1〜3割下落、サバは2割反落、スルメとカツオはともに2割下落、イワシは小安い、ブリは弱保合。相場全体では反落。

7月17日(水)水曜開市日の取引、入荷は減ったが、水曜市で買い気は振るわなかった。ブリは軟調、サバは小甘い、アジは弱保合、スルメはしっかり、イワシは小動き、カツオは保合った。相場全体では軟調。

7月18日(木)休市明けの取引、入荷がやや増えたことや、前日が水曜開市だったこともあり、買い気は比較的弱め。ブリは1割上伸、イワシはしっかり、サバは強保合、アジは小安い、スルメは保合った。相場全体ではしっかり。

品目別の動き

アジ 中型が長崎と宮城、中小型が三重と長崎主体に入荷。数量は前週に比べ11%減少し、価格は中型がほぼ変わらず、中小型が1.5割強安。

サバ 宮城と千葉主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は1割弱高。

イワシ 青森と長崎主体に入荷。数量は前週に比べ13%増加し、価格は2割安。

スルメイカ 石川と青森主体に入荷。数量は前週に比べ約2倍増加し、価格は1.5割強安。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ5%増加し、価格は1.5割弱安。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2024年7月第3週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ41.5104129各地17,8204,7172,1608494
海外19,98012,5215,400146246
メバチ66.6141167各地※冷凍3,24099670210075
アジ35.889100長崎ほか2,160918432101160
三重ほか中小86458332483123
サバ22.4101108宮城ほか864432324108114
イワシ17.311356青森ほか1,08043232480125
スルメイカ12.222658石川ほか2,0091,30975683155
冷スルメイカ1.45688各地2,3762,160
サンマ0.810050各地解凍1,6201,080
カレイ7.68485北海道972783432109223
青森ほかマコ1,4041,02664810686
北海道アカ864837540108124
北海道アサバ
ハマチ12.0101200愛媛ほか野〆1,2421,11297211171
塩サケ16.885112北海道トキ
北海道アキ972918864100
タラ類3.810964岩手ほか972378324117
宮城ぶわ1,512100
カツオ51.1105134宮城2,37664832486102
キンメダイ4.69656東京ほか5,9402,3111,404106120

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/