オクラ、ゴーヤー、きゅうり増

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場大田市場業務課）が発表した2024年7月第2週（2024年7月5日〜2024年7月11日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量4,919t（前週比96％、前年同期比98％）。

日ごとの動き

前週比ではオクラ、レイシ（にがうり）、きゅうり等が増加したが、はくさい、ほうれんそう、いんげん等が減少したため、4％の減少となった。

前年同期比ではブロッコリー、なす、ほうれんそう等が増加したが、レイシ（にがうり）、いんげん、オクラ等が減少したため、2％の減少となった。

市況は前週比で強保合、前年同期比で保合となった。

だいこん　北海道、青森県等から入荷し、前週比で8％の増加となった。北海道産は生育順調で入荷量も潤沢。荷動きは鈍く、北海道産の価格は弱保合となった。

にんじん　青森県を中心に北海道等から入荷したが、前週比で9％の減少となった。青森県産の価格は保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比で7％の減少となった。群馬県産の価格は保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷したが、前週比で4％の減少となった。降雨後に高温となったことから圃場でのロスが増え、徐々に落ち着いた入荷量となった。引き合いも強まったため、長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　長野県を中心に群馬県等から入荷したが、前週比で22％の減少となった。長野県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比で15％の減少となった。高冷地ハウスものにほぼ切り替わった。入荷量が落ち着き、荷動きもよいため、群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比で1％の微減となった。順調な出荷が続くが荷動きは鈍く、茨城県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　福島県を中心に山形県等から入荷し、前週比で10％の増加となった。東北産が徐々にピークに差し掛かるも、雨の影響で入荷量は想定ほど伸びていない。特売需要のため荷動きはよく、福島県産の価格は強保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷し、前週比で8％の増加となった。販売苦戦が続いていたが徐々に回復し、群馬県産の価格は強保合となった。

トマト　北海道を中心に青森県等から入荷したが、前週比で13％の減少となった。依然端境気味。北海道産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比で11％の減少となった。全体として荷動きは弱かった。茨城県産の価格は弱含みとなった。

じゃがいも　茨城県、静岡県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。暑さにより荷動きはよくない。茨城県産の価格は強保合となった。

たまねぎ　兵庫県を中心に佐賀県等から入荷し、前週比で2％の増加となった。兵庫県産は夜間選果が始まり出荷量が増加した。兵庫県産の価格は保合となった。

品目別の動き

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。

東京都中央卸売市場週間市況（東京都中央卸売市場大田市場業務課）

http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/