木曜はカツオ、ブリとも強保合

2024年7月第2週(2024年7月5日〜2024年7月11日)

豊洲市場(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年7月第2週(2024年7月5日〜2024年7月11日)の概況より。
10日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ6%の増加。前年同期は2023年7月7日〜2023年7月13日。
1日平均取扱数量は総量1,005t(86%、104%)。このうち鮮魚類は538t(前週比106%、前年同期比105%)、冷凍魚類は216t(前週比55%、前年同期比105%)、塩干加工品は251t(前週比94%、前年同期比103%)。

日ごとの動き

7月5日(金)週末の取引、荷動きはおおむね順調。アジは1〜3割続伸、カツオは堅調、スルメは小反落、ブリは小安い、イワシは小動き、サバは保合った。相場全体では区々。

7月6日(土)休市前の取引、買い気はやや上向き。スルメは1割反発、アジは強保合、イワシは3〜4割下落、カツオは2〜4割下落、ブリは2割続落、サバは保合にとどまった。相場全体では区々。

7月8日(月)週明けの取引、買い気よく、荷動きはおおむね良好だった。イワシは小反発、カツオは強保合、アジは底堅く、サバは保合った、スルメは小反落、ブリは弱保合。相場全体では強保合。

7月9日(火)休市前の取引、猛暑の影響などから買い気は弱め。スルメは1〜2割反発、イワシは強保合、カツオは2〜3割下落、アジは弱保合、サバとブリはともに保合った。相場全体では小動き。

7月11日(木)休市明けの取引、買い気はいまひとつ。カツオとブリはともに強保合、イワシは区々、サバは小動き、スルメは1〜2割反落、アジは軟調。相場全体では保合。

品目別の動き

アジ 中型が長崎と宮城、中小型が宮崎主体に入荷。数量は前週に比べ18%増加し、価格は中型が1割高、中小型が0.5割高。

サバ 宮城と千葉主体に入荷。数量は前週に比べ9%減少し、価格はわずかに上昇。

イワシ 北海道と千葉主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は3割弱高。

スルメイカ 青森主体に入荷。数量は前週に比べ38%減少し、価格は2割強高。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ41%増加し、価格は1割安。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2024年7月第2週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ39.887110各地20,5205,6351,9449883
海外15,6608,6053,24010198
メバチ47.110496各地※冷凍2,7009987029895
アジ40.1118181長崎ほか1,72890754011074
宮崎中小864702540105205
サバ22.29184宮城ほか756400216103100
イワシ15.310174北海道ほか1,620540324129139
スルメイカ5.46298青森2,3761,56864812282
冷スルメイカ2.5313109各地2,3762,160
サンマ0.88062各地解凍1,6201,080
カレイ9.190106北海道972716324115118
青森ほかマコ1,296972324100
北海道アカ778120113
北海道アサバ
ハマチ11.999108愛媛ほか野〆1,02699997210074
塩サケ19.784105北海道トキ
北海道アキ97291886410089
タラ類3.5125113岩手ほか32455
宮城ぶわ1,512100
カツオ48.6141115宮城2,48475643290119
キンメダイ4.89261静岡ほか4,3202,1821,296101117

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/