アジ、イワシ5割減。カツオ増

2024年6月第4週(2024年6月21日〜2024年6月27日)

カツオ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年6月第4週(2024年6月21日〜2024年6月27日)の概況より。
26日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ8%の減少。前年同期は2023年6月23日〜2023年6月29日。
1日平均取扱数量は総量1,004t(94%、91%)。このうち鮮魚類は520t(前週比92%、前年同期比96%)、冷凍魚類は216t(前週比86%、前年同期比74%)、塩干加工品は268t(前週比106%、前年同期比100%)。

日ごとの動き

6月21日(金)入荷は減ったが、天候の悪化予報などから買い気は低調。カツオは2〜3割反落、ブリは1〜3割下落、イワシは軟調、アジは1〜2割反発、スルメは小幅続伸、サバは保合。相場全体では小安い。

6月22日(土)休市前の取引、買い気は上向き。スルメとブリは堅調、アジとカツオはしっかり、サバは強保合、イワシは保合。相場全体では堅調。

6月24日(月)週明けの取引、買い気は今一つ。サバは3〜5割上伸、アジとカツオは堅調、イワシとスルメは小安い、ブリは小動き。相場全体では強保合。

6月25日(火)休市前の取引、買い気はおおむね順調。イワシは2〜5割反発、スルメは1〜2割上伸、アジとブリは堅調、サバは軟調。相場全体では堅調。

6月27日(木)休市明けの取引、買い気は今一つ。アジは小高い、ブリは小安い、スルメは小反落、イワシは保合、サバは弱保合、カツオは小動き。相場全体では小動き。

品目別の動き

アジ 中型が石川、中小型が高知主体に入荷。数量は前週に比べ54%減少し、価格は中型が8割弱高、中小型が6.5割安。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ7%増加し、価格は1.5割弱安。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ52%減少し、価格は2.5割弱高。

スルメイカ 青森と石川主体に入荷。数量は前週に比べ32%減少し、価格は変わらず。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ14%増加し、価格は2.5割安。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2024年6月第4週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ47.684114各地16,2004,5381,944122126
海外10,8005,4844,104113
メバチ47.994107各地※冷凍2,7001,0087029894
アジ24.84656石川1,728981540178123
高知中小8642073243567
サバ23.610793宮城8643152168688
イワシ11.24831北海道2,700450270124134
スルメイカ7.868100青森ほか2,3761,170864100102
冷スルメイカ0.86762各地2,3762,160
サンマ0.9113113各地解凍1,6201,080
カレイ10.776111北海道756572324120112
青森ほかマコ1,080675324
北海道アカ540111103
北海道アサバ
ハマチ11.980123愛媛ほか野〆1,02699997210074
塩サケ19.9115108北海道トキ
北海道アキ97291886410089
タラ類3.89795岩手ほか864540324100
宮城ぶわ1,512100
カツオ57.5114166宮城1,9445043247578
キンメダイ9.98893東京ほか4,1041,9441,296105108

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/