カツオ16%増、0.5割強高

2024年6月第3週(2024年6月14日〜2024年6月20日)

カツオ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年6月第3週(2024年6月14日〜2024年6月20日)の概況より。
19日(水)前年同期は2023年6月16日〜2023年6月22日。
1日平均取扱数量は総量1,069t(98%、95%)。このうち鮮魚類は565t(前週比97%、前年同期比94%)、冷凍魚類は252t(前週比101%、前年同期比99%)、塩干加工品は253t(前週比97%、前年同期比91%)。

日ごとの動き

6月14日(金)週末の取引、荷動きはおおむね順調。カツオは1〜2割上伸、イワシはしっかり、スルメは1割続落、ブリは軟調、アジとサバはともに保合った。相場全体では小動き。

6月15日(土)休市前の取引、前荷づかえなどから買い気は弱く、全般にさえない値動きだった。アジは小幅下落、ブリは続軟調、カツオは小反落、スルメは弱保合、サバは小高く、イワシは小動き。相場全体では弱保合。

6月17日(月)週明けの取引、買い気は順調。アジがしっかり、スルメ、ブリはともに強保合、カツオは1〜2割続落、サバは小動き、イワシは保合にとどまった。相場全体では強保合。

6月18日(火)休市前の取引、雨市で買い気は低調。カツオは堅調、スルメは強保合、イワシは軟調、アジは区々、サバとブリはともに保合った。相場全体では小動き。

6月20日(木)休市明けの取引、天候よく、買い気は順調。カツオは2〜3割、スルメは1〜2割ともに上伸、イワシは強保合、アジは2割下落、サバは軟調、ブリは保合った。相場全体では区々。

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が石川と新潟主体に入荷。数量は前週に比べ6%増加し、価格は中型、中小型ともに変わらず。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ8%減少し、価格はわずかに上昇。

イワシ 宮城と岩手主体に入荷。数量は前週に比べ20%減少し、価格は変わらず。

スルメイカ 石川と山口主体に入荷。数量は前週に比べ28%増加し、価格は2割強安。

カツオ 千葉と宮城主体に入荷。数量は前週に比べ16%増加し、価格は0.5割強高。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2024年6月第3週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ56.890113各地16,2003,7281,080118110
海外
メバチ51.010481各地※冷凍2,9161,0277029795
アジ54.4106130長崎1,29655125910075
石川ほか中小540594324100174
サバ22.19284宮城75636721610392
イワシ23.58065宮城ほか97236321610089
スルメイカ11.5128104石川ほか1,9441,16681079112
冷スルメイカ1.215071各地2,3762,160
サンマ0.8100100各地解凍1,6201,080
カレイ14.18893北海道6484753249498
青森ほかマコ1,080324
北海道アカ54048643210288
北海道アサバ
ハマチ14.9126159愛媛ほか野〆1,02699997210074
塩サケ17.395100北海道トキ
北海道アキ97291886410089
タラ類3.98581岩手ほか864540378100
宮城ぶわ1,512100
カツオ50.5116106千葉ほか2,052670324107135
キンメダイ11.3138113東京ほか4,6441,8581,296101106

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/