きゅうり2割減。荷動き鈍い

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場大田市場業務課）が発表した2024年6月第1週（2024年5月31日〜2024年6月6日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,363t（前週比100％、前年同期比100％）。

日ごとの動き

前週比ではきゅうり、じゃがいも、さやえんどう等が減少したが、はくさい、かぼちゃ、レタス等が増加したため、増減なしとなった。

前年同期比ではさやえんどう、とうもろこし、じゃがいも等が減少したが、はくさい、ブロッコリー、レタス等が増加したため、増減なしとなった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強保合となった。

だいこん　青森県、千葉県等から入荷したが、前年同期比で5％の減少となった。青森県産の価格は前年同期比で強保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前年同期比で10％の減少となった。徳島県産が終了し、長雨で九州産は掘り取りが進まず、全体的な不足感がある。千葉県産の価格は前年同期比で強保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に茨城県等から入荷し、前週比で3％の増加となった。千葉県産の価格は弱保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比で7％の増加となった。多少の降雨でも順調に入荷した。長野県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷したが、前年同期比で3％の減少となった。群馬県産の価格は前年同期比で強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比5％の減少となった。茨城県産の価格は保合となった。

きゅうり　埼玉県を中心に群馬県等から入荷したが、不安定な天候の影響や終盤の産地があり、前週比19％の減少となった。荷動きは鈍く、埼玉県産の価格は弱保合となった。

トマト　栃木県、熊本県等から入荷したが、前年同期比1％の微減となった。熊本県産は終盤で小玉化、栃木県産はMS中心で、ともに安定した入荷となった。栃木県産の価格は前年同期比で強含みとなった。

ピーマン　茨城県を中心に高知県等から入荷し、前週比2％の増加となった。量販店の荷動きは弱く、茨城県産の価格は弱保合となった。

じゃがいも　長崎県を中心に静岡県等から入荷したが、前週比19％の減少となった。長崎県産は長雨による傷みの発生が尾を引いたまま出荷終盤へ。静岡県産も降雨の影響で収穫が進まず、入荷が少ない状態が続いた。長崎県産の価格は保合となった。

たまねぎ　佐賀県を中心に兵庫県等から入荷したが、前週比4％の減少となった。佐賀県産は品種切り替わりで小玉傾向。降雨による正品率の低下や今後の入荷量減少をにらみ、佐賀県産の価格は強含みとなった。

品目別の動き

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。

東京都中央卸売市場週間市況（東京都中央卸売市場大田市場業務課）

http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/