イワシ千葉主体に46%増加

2024年6月第1週(2024年5月31日〜2024年6月6日)

イワシ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年6月第1週(2024年5月31日〜2024年6月6日)の概況より。
5日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ4%の増加。前年同期は2023年6月2日〜2023年6月8日。
1日平均取扱数量は総量1,202t(125%、118%)。このうち鮮魚類は571t(前週比104%、前年同期比109%)、冷凍魚類は353t(前週比197%、前年同期比144%)、塩干加工品は279t(前週比118%、前年同期比113%)。

日ごとの動き

5月31日(金)月末の取引、雨市で買い気は振るわなかった。カツオは堅調、サバは軟調、スルメとブリはともに弱保合、イワシは保合った。相場全体では小動き。

6月1日(土)休市前の取引、月替わりや休み前で買い気が上向き、荷動きはおおむね良好だった。カツオは2割反落、イワシとスルメはともにやや値下がり、サバは小反発、アジとブリはともに保合った。相場全体では小安い。

6月3日(月)週明けの取引、買い気はいまひとつ。イワシは2〜3割、カツオは1〜2割ともに反発、スルメは小反発、アジは堅調、サバとブリはともに保合った。相場全体では小反発。

6月4日(火)休市前の取引、買い気はまずまず。イワシとカツオはともに1〜2割反落、スルメは1割反落、アジは軟調、ブリはしっかり、サバは強保合。相場全体では小反落。

6月6日(木)休市明けの取引、買い気は順調。スルメは1〜2割反発、アジは堅調、サバは2〜4割下落、イワシは1〜2割続落、カツオは小動き、ブリは持合った。相場全体では強保合。

品目別の動き

アジ 中型が長崎主体に入荷し、中小型は入荷なし。数量は前週に比べ26%増加し、価格は中型が2割強安。

サバ 千葉と石川主体に入荷。数量は前週と変わらず、価格は1割強高。

イワシ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ46%増加し、価格はわずかに上昇。

スルメイカ 長崎と石川主体に入荷。数量は前週に比べ46%増加し、価格は0.5割強安。

カツオ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は3割強高。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2024年6月第1週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ60.8123142各地30,2403,4761,5128688
海外3,8349361
メバチ43.710887各地※冷凍3,4561,08673410298
アジ66.3126182長崎1,0805404327964
中小
サバ24.410097千葉ほか75638921611286
イワシ27.814698千葉75637821610392
スルメイカ5.7146100長崎ほか2,1171,66386493142
冷スルメイカ1.23360各地2,3762,160
サンマ0.9113100各地解凍1,6201,080
カレイ14.6108106北海道756583432115126
宮城ほかマコ1,080720540133133
北海道アカ648554432108100
北海道アサバ324270216125
ハマチ12.5100144愛媛ほか野〆1,02699997210074
塩サケ20.3107114北海道トキ
北海道アキ97291886410089
タラ類4.510274岩手ほか
宮城ぶわ1,512100
カツオ41.5103125千葉1,94477832413183
キンメダイ6.78576東京ほか4,6441,9221,296105114

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/