休市明けはカツオ、サバ上伸

2024年5月第4週(2024年5月24日〜2024年5月30日)

カツオ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年5月第4週(2024年5月24日〜2024年5月30日)の概況より。
29日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ9%の減少。前年同期は2023年5月26日〜2023年6月1日。
1日平均取扱数量は総量966t(89%、83%)。このうち鮮魚類は550t(前週比91%、前年同期比95%)、冷凍魚類は179t(前週比83%、前年同期比56%)、塩干加工品は236t(前週比88%、前年同期比90%)。

日ごとの動き

5月24日(金)週末の取引、買い気はまずまず。イワシは2割、アジは1〜2割ともに下落、サバは小甘い、カツオは弱保合、スルメは区々、ブリは持合った。相場全体では続軟調。

5月25日(土)休市前の取引、荷動きは順調。スルメは1〜2割上伸、サバは小高い、イワシは堅調、アジは1〜3割続落、ブリは1〜3割下落、カツオは小動き。相場全体では区々。

5月27日(月)週明けの取引、天候の悪化予報などから買い気は低調。スルメは1〜2割続伸、ブリは1〜2割反発、イワシは続堅調、カツオは強保合、アジは区々、サバは小動き。相場全体では小高い。

5月28日(火)休市前の取引、雨市で買い気は低調。ブリは2〜3割続伸、スルメは小幅続伸、イワシは強保合、アジは1〜2割下落、カツオは軟調、サバは小甘い。相場全体では区々。

5月30日(木)休市明けの取引、買い気はやや上向いた。カツオは2〜3割、サバは1〜2割ともに上伸、スルメは堅調、アジは強保合、イワシはしっかり、ブリは1〜2割反落。相場全体では堅調。

品目別の動き

アジ 中型が長崎と福岡、中小型が島根主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は中型が2割強高、中小型が2割弱安。

サバ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ11%減少し、価格は変わらず。

イワシ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ30%減少し、価格は0.5割強安。

スルメイカ 長崎と富山主体に入荷。数量は前週に比べ18%増加し、価格は1割高。

カツオ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ11%減少し、価格は0.5割安。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2024年5月第4週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ49.694109各地11,8804,0321,40410286
海外4,10410385
メバチ40.49274各地※冷凍2,7001,06573410096
アジ52.899104長崎ほか2,160680324121103
島根中小86466632482126
サバ24.58994千葉75634627010097
イワシ19.07063千葉75636721694110
スルメイカ3.911845長崎ほか2,1601,7841,080110129
冷スルメイカ3.6257257各地2,3762,160
サンマ0.873100各地解凍1,6201,080
カレイ13.58298北海道648508324105112
青森ほかマコ1,08054043269
北海道アカ6485134329593
北海道アサバ
ハマチ12.592149愛媛ほか野〆1,02699997210074
塩サケ19.010297北海道トキ
北海道アキ97291886410089
タラ類4.48859岩手ほか
宮城ぶわ1,512100
カツオ40.48987千葉2,37659432495110
キンメダイ7.99969東京ほか4,7521,8361,29694110

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/