マグロ、カツオ増。カキ2割減

2024年3月第3週(3月15日〜3月21日)

豊洲市場(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年3月第3週(3月15日〜3月21日)の概況より。
20日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ6%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,123t(前週比102%、前年同期比101%)。

このうち鮮魚類は604t(前週比106%、前年同期比102%)、冷凍魚類は255t(前週比105%、前年同期比117%)、塩干加工品は264t(前週比92%、前年同期比89%)。

日ごとの動き

3月15日(金) 週末の取引、買い一服から相場は伸び悩む展開となった。アジとブリがともに小幅安となったほか、カツオも小反落、サバは小動きにとどまり、スルメは弱保合、イワシは小反発。相場全体では小安い

3月16日(土) 休市前の取引、買い気は上向き、荷動きはおおむね良好だった。アジが小幅続落、カツオとブリはともに弱保合、スルメも幾分値を下げ、サバとイワシはともに保合った。相場全体では弱保合

3月18日(月) 週明けの取引、天候もよく、買い気は順調。スルメが堅調、ブリはしっかり、アジとサバ、カツオはいずれも保合、急減したイワシは2割下落。相場全体では小動き

3月19日(火) 休市前の取引、荷動きはまずまず。スルメが1割上伸、イワシは小反発、ブリは1割下落、アジは小甘い、サバは弱保合、カツオは小動き。相場全体では区々

3月21日(木) 休市明けの取引、好天だが買い気は振るわなかった。スルメが1〜2割反落、イワシは小反落、カツオは小安い、サバは軟調、ブリは弱保合、アジはしっかり。相場全体では小安い

品目別の動き

アジ 中型が長崎と佐賀、中小型が三重主体に入荷。数量は前週に比べ23%増加し、価格は中型が2.5割弱安。

サバ 長崎主体に入荷。数量は前週に比べ4%増加し、価格は1割弱安。

イワシ 鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ13%増加し、価格はわずかに下落

スルメイカ 富山と山口主体に入荷。数量は前週に比べ22%増加し、価格は2割強高。

カツオ 鹿児島と愛媛主体に入荷。数量は前週に比べ46%増加し、価格は2割強安。

ムキカキ 22%減少し、三陸産の価格は2割高。

主な水産物の市況(2024年3月第3週)

品名1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ57.1151142各地13,5005,8973,24086110
海外5,9402,9861,6208055
メバチ50.085124各地※冷凍2,8081,0658109887
アジ55.7123124長崎ほか1,7285624327787
三重中小1,080783432-97
サバ27.0104105長崎86446432491105
イワシ33.6113117鳥取54036721697107
スルメイカ5.512240富山ほか1,8361,5471,080122137
冷スルメイカ0.87342各地2,376-2,160--
サンマ1.010091各地解凍1,620-864--
カレイ25.4106113北海道864459216100123
青森ほかマコ86473464897101
北海道アカ86452932486126
北海道アサバ86458321688211
ハマチ17.078152愛媛ほか野〆1,0801,02697210066
塩サケ22.510957北海道トキ-----
北海道アキ97291886410089
タラ類11.47590岩手ほか1,026-486--
宮城ぶわ-----
カツオ20.514674鹿児島ほか2,1601,01532478121
キンメダイ5.310040千葉ほか4,6442,3331,62095126
ムキカキ10.778139三陸4,3202,8251,620120117
各地2,160-1,188--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/