入荷12％減。たまねぎ大幅減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2024年2月第4週（2月23日〜2月29日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,387t（前週比101％、前年同期比104％）。

日ごとの動き

前週比ではさといも、じゃがいも、ごぼう等が減少したが、ほうれんそう、レタス、だいこん等が増加したため、1％の微増となった。

前年同期比ではさといも、ねぎ、だいこん等が減少したが、ほうれんそう、ブロッコリー、たまねぎ等が増加したため、4％の増加となった。

市況は前週比で弱含み、前年同期比で弱保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷し、前週比で9％の増加となった。荷動きはよく、千葉県産の価格は保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、春作に向けた作業などにより出荷はやや落ち着き、前週比で8％の減少となった。千葉県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷し、前週比で6％の増加となった。数量十分なことから荷動きは鈍く、愛知県産の価格は弱保合となった。

レタス　静岡県を中心に長崎県等から入荷し、前週比で10％の増加となった。荷動きは鈍く、静岡県産の価格は保合となった。

はくさい　茨城県を中心に群馬県等から入荷し、前週比で1％の微増となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷し、前週比で24％の増加となった。数量十分なことから荷動きは鈍く、群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　千葉県、埼玉県等から入荷したが、前週比で増減なしとなった。気温が低く需要があることから荷動きはまずまずで、千葉県産の価格は保合となった。

きゅうり　、宮崎県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比で2％の減少となった。恵方巻の需要で引き合いがある。宮崎県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比で7％の増加となった。価格が手ごろなことから荷動きは回復してきている。熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　宮崎県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比で8％の減少となった。荷動きはまずまずで、宮崎県産の価格は保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に長崎県等から入荷したが、鹿児島県産は増量傾向だが、長崎県産が終盤を迎え、前週比で12％の減少となった。北海道産の価格は弱含みとなった。

たまねぎ　北海道を中心に静岡県等から入荷し、前週比で5％の増加となった。北海道産は不作の影響で在庫が少ないため入荷量も少なく、静岡県産の新玉ねぎは前進出荷のため数量は潤沢。高値のため荷動きは鈍く、北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2024年2月第4週）