イワシ6%増、カツオ5%増

2024年1月第2週(2024年6月7日〜2024年6月13日)

カツオ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年1月第2週(2024年6月7日〜2024年6月13日)の概況より。
12日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ2%の増加。前年同期は2023年6月9日〜2023年6月15日。
1日平均取扱数量は総量1,094t(91%、100%)。このうち鮮魚類は582t(前週比102%、前年同期比96%)、冷凍魚類は250t(前週比71%、前年同期比113%)、塩干加工品は262t(前週比94%、前年同期比98%)。

日ごとの動き

6月7日(金)週末の取引、荷動きは順調。イワシは1〜2割反発、ブリは強保合、アジは1〜2割下落、スルメは1割反落、カツオは小甘い、サバは保合にとどまった。相場全体では小動き。

6月8日(土)休市前の取引、買い気はまずまず。ブリは2〜3割、カツオは1〜2割ともに下落、スルメは1〜2割反発、アジはしっかり、サバとイワシはともに保合った。相場全体では小安い。

6月10日(月)週明けの取引、雨市で買い気は低調。カツオは2〜3割反発、アジは1〜3割上伸、サバは堅調、ブリは小幅ながら続落、スルメは軟調、イワシは保合った。相場全体では堅調。

6月11日(火)休市前の取引、入荷が減ったこともあり、荷動きは好転。カツオは小幅続伸、ブリは堅調、アジは1〜2割反落、スルメは小安い、イワシは弱保合、サバは保合にとどまった。相場全体では区々。

6月13日(木)休市明けの取引、買い気はまずまず。サバは2〜3割下落、スルメは小幅ながら続伸、カツオは軟調、アジは弱保合、ブリは小動き、イワシは保合。相場全体では軟調。

品目別の動き

アジ 中型が長崎と福岡、中小型が長崎主体に入荷。数量は前週に比べ22%減少し、価格は中型がわずかに上昇。

サバ 宮城と千葉主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は1割弱安。

イワシ 千葉と宮城主体に入荷。数量は前週に比べ6%増加し、価格は0.5割弱安。

スルメイカ 秋田と石川主体に入荷。数量は前週に比べ58%増加し、価格は1割強安。

カツオ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ5%増加し、価格は2割安。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2024年1月第2週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ63.0104106各地21,6003,1701,40491102
海外
メバチ49.0112105各地※冷凍2,7001,0627249874
アジ51.578138長崎ほか1,72855132410265
長崎中小648594540123
サバ24.19986宮城ほか64835621692106
イワシ29.410671千葉ほか54036321696120
スルメイカ9.015876秋田ほか2,1171,46986488154
冷スルメイカ0.86738各地2,3762,160
サンマ0.88980各地解凍1,6201,080
カレイ16.0110102北海道6485083248796
青森ほかマコ1,0804864326860
北海道アカ5404754328679
北海道アサバ
ハマチ11.894128愛媛ほか野〆1,02699997210074
塩サケ18.390117北海道トキ
北海道アキ97291886410089
タラ類4.610285岩手ほか540
宮城ぶわ1,512100
カツオ43.510589千葉2,1606263248080
キンメダイ8.212293東京ほか4,3201,8361,29696108

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/