さといも、かぼちゃ、ごぼう増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年12月第3週（12月15日〜12月21日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,892t（前週比108％、前年同期比104％）。

日ごとの動き

前週比ではじゃがいも、なましいたけ、きゅうり等が減少したが、さといも、かぼちゃ、ごぼう等が増加したため、8％の増加となった。

前年同期比ではじゃがいも、たまねぎ、さつまいも等が減少したが、ブロッコリー、ほうれんそう、ピーマン等が増加したため、4％の増加となった。

市況は、前週比は保合、前年同期比は強保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から順調に入荷し、前週比で20％の増加となった。全体量は十分ながらも荷動きはまずまずで、千葉県産の価格は強保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比で3％の減少となった。年末に向けた在庫確保の動きがではじめたことで荷動きはよくなり、千葉県産の価格は保合となった。

キャベツ　愛知県、千葉県等から順調に入荷し、前週比で24％の増加となった。全体量は十分なことから荷動きは鈍く、愛知県産の価格は弱保合となった。

レタス　静岡県を中心に長崎県等から入荷し、前週比で25％の増加となった。静岡県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷したが、生育順調なことから産地にて出荷抑制が行われているため、前週比で4％の減少となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷し、前週比で9％の増加となった。クリスマス前は需要が少ないことから荷動きは鈍く、群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　千葉県、茨城県等から入荷し、前週比で2％の増加となった。千葉県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　、宮崎県を中心に千葉県等から入荷した。気温の低下により高知県、宮崎県産中心に減少したことから、前週比で5％の減少となった。荷動きはまずまずで、宮崎県産の価格は強保合となった。

なす　高知県を中心に入荷した。気温の低下により高知県、福岡県産が若干減少したことから、前週比で2％の減少となった。荷動きは鈍めで、高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に愛知県等から入荷し、前週比で15％の増加となった。荷動きは鈍く、熊本県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　宮崎県を中心に茨城県等から順調に入荷し、前週比で13％の増加となった。荷動きはまずまずで、宮崎県産の価格は強保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷したが、前週比で20％の減少となった。北海道産は品質低下と発芽の影響で厳選しているため数量が少なく、長崎県産は漸増している。販売は低調が続いており、北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷したが、前週比で4％の減少となった。高値のため荷動きは鈍いものの、北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年12月第3週）