キンメ、ハマチ、メバチなど増

2023年12月第3週(12月15日〜12月21日)

ブリ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年12月第3週(12月15日〜12月21日)の概況より。
20日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ11%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,165t(前週比102%、前年同期比97%)。

このうち鮮魚類は530t(前週比89%、前年同期比97%)、冷凍魚類は326t(前週比134%、前年同期比114%)、塩干加工品は309t(前週比103%、前年同期比83%)。

日ごとの動き

12月15日(金) 週末の取引、前日反動による買い一服感や雨市で買い気は後退し、全般にさえない値動きとなった。アジが弱保合、ブリとカツオはともに小反落、サバやイワシ、スルメはいずれも伸びを欠いた。相場全体では弱保合

12月16日(土) 休市前の取引、天候の回復で買い気よく、おおむね順調な荷動きとなった。アジとサバがともに値上がりし、カツオが小反発、スルメが堅調、ブリとイワシはともに底堅かった。相場全体では小高い

12月18日(月) 週明けの取引、買い気はいまひとつ。アジとスルメがともに小高く、イワシは北海道産が引き締まったが、ブリとサバがともに増加安、カツオはこの時期ならではの日本海産に高値が付いた。相場全体では区々

12月19日(火) 休市前の取引、買い気は幾分上向いた。サバが2割反発し、アジは1〜2割続伸、メジは小高く、イワシはしっかり、カツオは強保合、スルメは軟調、ブリは保合った。相場全体ではしっかり

12月21日(木) 休市明けの取引、買い気はまずまず。サバが2〜3割、アジは2割ともに反落し、イワシは2割、ブリは1割それぞれ下落、メジとスルメは堅調、カツオは小動き。相場全体では下落

品目別の動き

アジ 中型が千葉と長崎、中小型が千葉と静岡主体に入荷。数量は前週に比べ37%減少し、価格は中型が3.5割弱高、中小型がわずかに下落

サバ 宮城と北海道主体に入荷。数量は前週に比べ18%減少し、価格は1.5割弱高。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ44%減少し、価格は1.5割強高。

スルメイカ 石川と三重主体に入荷。数量は前週に比べ5%増加し、価格はわずかに下落

カツオ 鹿児島と富山主体に入荷。数量は前週に比べ18%減少し、価格は4割強高。

ムキカキ わずかに増加し、三陸産の価格は1.5割弱高。

主な水産物の市況(2023年12月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ45.8112132各地16,2007,0832,70012597
海外-----
メバチ69.412995各地※冷凍3,7801,09768010481
アジ31.66367千葉ほか1,944724432134140
千葉ほか中小54047332497114
サバ22.28280宮城ほか1,08048632411398
イワシ8.45681北海道1,62060532411793
スルメイカ4.1105121石川ほか2,0521,5511,2969797
冷スルメイカ2.17270各地1,080-810--
サンマ2.8117108各地解凍2,7001,296864100-
カレイ13.185132北海道756674432102113
宮城ほかマコ9727565409388
北海道アカ1,08074354096104
北海道アサバ432620378117135
ハマチ32.2134138青森ほか野〆1,1881,1341,08010072
塩サケ21.785111北海道トキ-----
北海道アキ1,0801,02697210090
タラ類28.28288岩手ほか1,404-216--
宮城ぶわ1,512-1,458--
カツオ2.382128鹿児島ほか4,3201,966864142103
キンメダイ9.7152141東京ほか4,3201,9441,4049587
ムキカキ15.3103108三陸5,4003,3461,620113127
各地2,700-972--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/