かぼちゃ、ごぼう、ブロなど増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年12月第2週（12月8日〜12月14日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,444t（前週比98％、前年同期比98％）。

日ごとの動き

前週比ではかぼちゃ、ごぼう、ブロッコリー等が増加したが、はくさい、キャベツ、だいこん等が減少したため、2％の減少となった。

前年同期比ではきゅうり、なす、かぶ等が増加したが、さといも、レタス、たまねぎ等が減少したため、2％の減少となった。

市況は、前週比は保合、前年同期比は強保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷したが、前週比で12％の減少となった。全体量は十分なことから荷動きは鈍くなっている。千葉県産の価格は強含みとなった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から安定して入荷したが、前週比で1％の微減となった。荷動きは鈍めで、千葉県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比で12％の減少となった。愛知県産の価格は強保合となった。

レタス　静岡県を中心に長崎県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。静岡県、兵庫県、香川県産が増量傾向となっている。荷動きは活発ではないが全体量が少なめのため相場は上昇し、静岡県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷し、前週比で7％の増加となった。群馬県産の価格は強含みとなった。

ねぎ　千葉県、埼玉県等から入荷し、関東産は作柄不良が回復傾向なことから前週比で8％の増加となった。高値の状態が続いているため荷動きは鈍く、千葉県産の価格は弱含みとなった。

きゅうり　、宮崎県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比で3％の減少となった。年末需要期を意識して相場はやや上昇するも、荷動きはさほどよくない。宮崎県産の価格は保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、前週比で5％の増加となった。荷動きは鈍めで、高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に愛知県等から入荷し、前週比で5％の増加となった。数量は十分なことから荷動きは鈍く、熊本県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　宮崎県を中心に高知県等から入荷したが、前週比で9％の減少となった。数量が減少したことで荷動きはよくなり、宮崎県産の価格は強保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷したが、前週比で1％の微減となった。北海道産は品質低下と発芽の影響で厳選しているため数量が少なく、長崎県産は漸増している。販売は低調が続いており、北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷したが、前週比で4％の減少となった。高値のため荷動きは鈍いものの、北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年12月第2週）