イワシ35%増、アジ30%増

2023年12月第2週(12月8日〜12月14日)

イワシ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年12月第2週(12月8日〜12月14日)の概況より。
13日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ4%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,137t(前週比94%、前年同期比102%)。

このうち鮮魚類は594t(前週比104%、前年同期比109%)、冷凍魚類は244t(前週比76%、前年同期比91%)、塩干加工品は299t(前週比92%、前年同期比99%)。

日ごとの動き

12月8日(金) 週末の取引、全般に買い一服ムードが強まり、荷動きは停滞気味だった。アジとカツオがともに弱保合、サンマが小幅下落、イワシとブリもともに小安く、サバとスルメはともに伸び悩んだ。相場全体では弱保合

12月9日(土) 休市前の取引、買い気はまずまず。スルメが1〜2割上伸、イワシは強保合、アジとサバはともに保合、ブリは小動き、メジは小安く、カツオは小甘い相場形成となった。相場全体では強保合

12月11日(月) 週明けの取引、買い気は順調。カツオが小安く、ブリとメジはともに軟調、イワシとスルメはともに堅調、アジとサバはともに保合にとどまった。相場全体では小動き

12月12日(火) 休市前の取引、雨市で買い気は低調。イワシが2〜4割上伸、ブリは堅調、アジは強保合、メジは続軟調、サバは弱保合、カツオは区々、スルメは保合った。相場全体では強保合

12月14日(木) 休市明けの取引、好天で買い気は上向き、荷動きはおおむね良好だった。ブリとスルメがともに堅調、カツオが小幅上伸、アジも底堅く、メジは小反発、イワシは高値反動から小反落、サバは保合った。相場全体では小高い

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が島根主体に入荷。数量は前週に比べ30%増加し、価格は中型が4割弱安、中小型が3割弱高。

サバ 北海道と宮城主体に入荷。数量は前週に比べ4%増加し、価格は0.5割強安。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ35%増加し、価格は1.5割弱安。

スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ43%減少し、価格はほぼ変わらず。

カツオ 鹿児島と愛媛主体に入荷。数量は前週に比べ39%減少し、価格は1.5割弱高。

サンマ 岩手主体に入荷。数量は前週に比べ66%減少し、生の価格はわずかに下落

ムキカキ わずかに減少し、三陸産の価格は1割弱高。

主な水産物の市況(2023年12月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ418589各地21,6005,6443,02410485
海外-4,320-8187
メバチ53.810492各地※冷凍3,2401,05368010376
アジ50.1130100長崎1,40454032462100
島根中小540486432129103
サバ27.1104104北海道ほか8644323249377
イワシ15.1135191北海道1,6205183248794
スルメイカ3.95757石川1,8361,6031,08099125
冷スルメイカ2.9171112各地1,080-810--
サンマ2.43489岩手2,70097264898100
各地解凍-1,296-100-
カレイ15.510489北海道756659432100125
青森ほかマコ1,080810540107136
北海道アカ97277854099118
北海道アサバ75652932465134
ハマチ24.1100119愛媛ほか野〆1,1881,1341,08010072
塩サケ25.692112北海道トキ-----
北海道アキ1,0801,02697210090
タラ類34.29497岩手ほか1,404-270--
宮城ぶわ1,512-1,458--
カツオ2.861104鹿児島ほか3,4561,38286411479
キンメダイ6.49388東京ほか4,3202,0521,0809891
ムキカキ14.897108三陸4,8602,9641,404109105
各地2,700-972--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/