ハマチ、カレイ、キンメなど増

2023年12月第1週(12月1日〜12月7日)

キンメダイ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年12月第1週(12月1日〜12月7日)の概況より。
6日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ4%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,213t(前週比110%、前年同期比108%)。

このうち鮮魚類は569t(前週比104%、前年同期比108%)、冷凍魚類は319t(前週比114%、前年同期比111%)、塩干加工品は325t(前週比119%、前年同期比104%)。

日ごとの動き

12月1日(金) 週末の取引、買い気はやや回復。メジが続伸し、ブリは堅調、サンマはしっかり、アジは強保合、サバは1〜2割反落、イワシは1割続落、カツオは1割下落し、スルメは軟調。相場全体では区々

12月2日(土) 休市前の取引、買い気よく、荷動きは良好だった。アジとブリがともに堅調、イワシとスルメ、カツオはいずれも反発、サバも高値圏での取引、サンマは小幅に下落してストック品が売り急がれた。相場全体では堅調

12月4日(月) 週明けの取引、買い気よく、おおむね順調な荷動き。アジの高値が継続し、サバが小高く、ブリやイワシ、カツオもそれぞれ底堅く、スルメは小反落したが、値ごろ感は依然として乏しかった。相場全体では続堅調

12月5日(火) 休市前の取引、買い気は弱め。アジが2〜4割下落、メジは小甘い、スルメは小反発、カツオは堅調、ブリはしっかり、サバは強保合。相場全体では小動き

12月7日(木) 休市明けの取引、買い気はおおむね順調。イワシが2〜4割下落、アジは2割続落、スルメは2割反落、カツオは堅調、ブリは弱保合、メジは堅調、サバとサンマは保合った。相場全体では軟調

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が静岡と宮城主体に入荷。数量は前週に比べ13%減少し、価格は中型が1.5割弱高、中小型が0.5割安。

サバ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ4%減少し、価格は1.5割弱安。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ14%増加し、価格は0.5割強安。

スルメイカ 青森と石川主体に入荷。数量は前週に比べ44%増加し、価格は変わらず。

カツオ 鹿児島と愛媛主体に入荷。数量は前週に比べ48%減少し、価格はわずかに上昇

サンマ 岩手主体に入荷。数量は前週に比べ36%減少し、生の価格は0.5割強安。

ムキカキ 9%増加し、三陸産の価格は1.5割弱安。

主な水産物の市況(2023年12月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ48.5125148各地12,9605,4122,1608658
海外7,3445,3333,2409986
メバチ51.810580各地※冷凍3,0241,02767010474
アジ38.58791長崎1,728875432114142
静岡ほか中小486-3789572
サバ26.196114北海道1,7284642708698
イワシ11.2114153北海道2,16059432493122
スルメイカ6.914497青森ほか2,0521,6241,080100111
冷スルメイカ1.79481各地1,080-810--
サンマ764104岩手4,32099054094131
各地解凍1,2961,296756100-
カレイ14.9127116北海道75665943297133
青森ほかマコ1,08075664878111
北海道アカ1,080788540107122
北海道アサバ1,080817540104189
ハマチ24.2131134愛媛ほか野〆1,1881,1341,08010072
塩サケ27.8117117北海道トキ-----
北海道アキ1,0801,02697210090
タラ類36.2116113岩手ほか1,728-324--
宮城ぶわ1,512-1,458--
カツオ4.652256鹿児島ほか3,5641,21075610353
キンメダイ6.912199東京ほか4,5362,0951,62010292
ムキカキ15.3109105三陸4,2122,7221,62086106
各地2,700-972--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/