ムキカキ29%増、サンマ減

2023年11月第1週(11月3日〜11月9日)

カキ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年11月第1週(11月3日〜11月9日)の概況より。
8日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ6%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,075t(前週比90%、前年同期比95%)。

このうち鮮魚類は558t(前週比94%、前年同期比90%)、冷凍魚類は249t(前週比78%、前年同期比111%)、塩干加工品は267t(前週比96%、前年同期比91%)。

日ごとの動き

11月3日(金) 週末の取引、荷動きはおおむね順調。スルメが小幅続落、サンマは小安い、メジは軟調、アジは弱保合、カツオは1〜2割反発、サバとイワシ、ブリはそれぞれ保合った。相場全体では弱保合

11月4日(土) 休市前の取引、荷動きはおおむね良好だった。カツオとブリが幾分値をあげたほか、スルメが小反発、アジは2〜3割下落、サンマとイワシは高値嫌気から弱保合、サバは保合った。相場全体では区々

11月6日(月) 週明けの取引、買い気はまずまず。アジが1〜2割反発、サンマは小高く、カツオは堅調、ブリは強保合、サバは1〜3割下落、スルメは小反落、イワシは軟調。相場全体では小動き

11月7日(火) 休市前の取引、雨市で買い気は弱かった。イワシが2〜4割上伸、サバは1〜3割、スルメは1割、ともに反発、メジは堅調、サンマは強保合、アジは1〜2割反落、カツオは軟調、ブリは保合った。相場全体では堅調

11月9日(木) 休市明けの取引、買い気は順調。カツオが2〜4割上伸し、アジは2割反発、ブリは1〜2割上伸、スルメは1割続伸、サバは堅調、イワシは強保合、サンマは区々、メジ保合った。相場全体では小高い

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が静岡主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少し、価格は中型が1.5割強高、中小型が3割高。

サバ 岩手と宮城主体に入荷。数量は前週に比べ33%増加し、価格は0.5割安。

イワシ 北海道と青森主体に入荷。数量は前週に比べ24%減少し、価格は2.5割弱高。

スルメイカ 青森主体に入荷。数量は前週に比べ13%減少し、価格は0.5割強高。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ28%減少し、価格は2割強高。

サンマ 岩手主体に入荷。数量は前週に比べ25%減少し、生の価格は0.5割安。

ムキカキ 29%増加し、三陸産の価格は1割弱高。

主な水産物の市況(2023年11月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ4097122各地12,9605,4882,4849697
海外5,9404,7344,32010591
メバチ50.8111100各地※冷凍2,91697364810071
アジ449889長崎1,620659432117125
静岡中小756702648130157
サバ27.8133109岩手ほか7564212169589
イワシ7.176111北海道ほか1,620691324123122
スルメイカ6.28765青森1,7281,382972107123
冷スルメイカ1.78968各地1,080-810--
サンマ19.57557岩手7,5601,10286495131
各地解凍-1,296-100-
カレイ8.68485北海道91873864886155
青森ほかマコ1,08086464889110
北海道アカ1,08083754096127
北海道アサバ1,08067543289192
ハマチ13.3119122愛媛ほか野〆1,1881,1341,0809572
塩サケ25.691122北海道トキ-----
北海道アキ1,0801,026972100100
タラ類22.311481岩手ほか1,080-324--
宮城ぶわ1,620-1,512--
カツオ12.47275宮城2,7001,393486122150
キンメダイ8.399130東京ほか4,7521,8361,0809287
ムキカキ8.412979三陸4,3202,8581,728108112
各地2,808-1,188--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/