イワシ、アジ増加。サンマ減

2023年10月第4週(10月20日〜10月26日)

イワシ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年10月第4週(10月20日〜10月26日)の概況より。
25日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ変わらず。
1日平均取扱数量は総量1,102t(前週比97%、前年同期比100%)。

このうち鮮魚類は624t(前週比100%、前年同期比104%)、冷凍魚類は232t(前週比95%、前年同期比107%)、塩干加工品は246t(前週比90%、前年同期比87%)。

日ごとの動き

10月20日(金) 週末の取引、買い気はおおむね順調。サンマが1〜2割上伸、アジとブリはともに強保合、スルメはしっかり、イワシは2〜4割、サバは2〜3割ともに下落、カツオは弱保合、相場全体では区々

10月21日(土) 休市前の取引、荷動きはおおむね良好だった。サンマとスルメがともに小高く、ブリが小幅上伸、サバとイワシはともに強保合、アジとカツオはともに保合った。相場全体では弱保合

10月23日(月) 週明けの取引、買い気はまずまず。スルメが1〜3割続伸し、イワシは1〜2割上伸、メジは小高く、カツオは堅調、サバはしっかり、サンマは小動き、ブリは保合った。相場全体では小高い

10月24日(火) 休市前の取引、買い気は振るわなかった。イワシが2〜3割、メジは2割、スルメは1〜2割、いずれも反落、アジは1〜2割下落し、カツオは軟調、ブリは堅調、サンマは小動き。相場全体では反落

10月26日(木) 休市明けの取引、買い気は振るわなかった。サンマが1〜3割上伸、カツオは堅調、ブリは強保合、サバは1〜2割下落、スルメは1割続落、アジも小幅ながら続落、イワシは軟調、メジは保合にとどまった。相場全体では区々

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が千葉主体に入荷。数量は前週に比べ43%増加し、価格は中型が3割強安、中小型が3割安。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ10%増加し、価格はわずかに下落

イワシ 長崎主体に入荷。数量は前週に比べ72%増加し、価格は3割安。

スルメイカ 鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ28%減少し、価格はわずかに上昇

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ4%減少し、価格は0.5割強高。

サンマ 岩手主体に入荷。数量は前週に比べ39%減少し、生の価格は1割高。

ムキカキ 15%増加し、三陸産の価格は1.5割安。

主な水産物の市況(2023年10月第4週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ41.2113103各地11,8805,9262,91610188
海外5,4004,6774,3209698
メバチ55.1110114各地※冷凍3,02497964810072
アジ53.1143112長崎8644973246847
千葉中小6483783247080
サバ25.6110103宮城1,62043221698103
イワシ16.5172150長崎1,1883462167084
スルメイカ9.972146鳥取1,6201,21086410296
冷スルメイカ1.414031各地1,080-810--
サンマ27.86171岩手7,5601,188648110128
各地解凍-1,296-100-
カレイ5.86241北海道1,080864756103203
青森ほかマコ1,620918540148-
北海道アカ1,080961756105129
北海道アサバ-----
ハマチ11.2105144愛媛ほか野〆1,2961,2151,13410078
塩サケ20.19394北海道トキ-----
北海道アキ1,0801,026972100100
タラ類10.810249岩手ほか1,296-702--
宮城ぶわ1,620-1,512--
カツオ36.996335宮城2,37669132410765
キンメダイ7156106東京ほか4,6442,1601,404100100
ムキカキ5.311567三陸4,1042,7431,94485110
各地2,808-1,296--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/