ごぼう、しいたけ、かぼちゃ増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年10月第3週（10月13日〜10月19日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,144t（前週比100％、前年同期比92％）。

日ごとの動き

前週比ではごぼう、なましいたけ、かぼちゃ等が増加したが、トマト、ピーマン、レタス等が減少したため、増減なしとなった。

前年同期比ではさつまいも、ごぼう、かぼちゃ等が増加したが、トマト、ミニトマト、はくさい等が減少したため、8％の減少となった。

市況は前週比で強含み、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県、北海道等から入荷した。北海道産は終盤のため減少傾向で、後続の千葉県産はまだ少ないながらも漸増し、前週比で8％の増加となった。荷動きはまずまずで、千葉県産の価格は弱含みとなった。

にんじん　北海道を中心に入荷し、前週比で5％の増加となった。出荷が終了する産地もあるが、入荷量は落ち着いている。荷動きはまずまずで、北海道産の価格は弱保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷した。千葉県・茨城県・愛知県産が増量となり、前週比で2％の増加となった。全体量は多くはないが、複数産地が重なり荷動きは鈍化し、群馬県産の価格は弱保合となった。

レタス　茨城県を中心に長野県等から入荷したが、後続の茨城県産が漸増するも長野県産が最終盤となり、前週比で13％の減少となった。茨城県産の価格は強保合となった。

はくさい　長野県を中心に茨城県等から入荷し、前週比で4％の増加となった。長野県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷した。群馬県産の露地作が順調に入荷し、前週比で13％の増加となった。全体量は潤沢なことから、群馬県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　、群馬県を中心に埼玉県等から入荷し、関東産は気温の低下による生育停滞から若干回復し、前週比で13％の増加となった。群馬県産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比で18％の減少となった。堅調相場のため荷動きは落ち着いている。茨城県産の価格は強保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷したが、前週比で8％の減少となった。北海道産は品質がまだ安定せず、荷動きはよくないことから、北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷したが、高温・干ばつにより作柄は悪く、前週比で7％の減少となった。北海道産の価格は弱含みとなった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年10月第3週）