サンマ3割減、ムキカキ8割増

2023年10月第2週(10月6日〜10月12日)

カキ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年10月第2週(10月6日〜10月12日)の概況より。
9日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べほぼ変わらず。
1日平均取扱数量は総量1,045t(前週比90%、前年同期比106%)。

このうち鮮魚類は568t(前週比101%、前年同期比114%)、冷凍魚類は233t(前週比71%、前年同期比111%)、塩干加工品は244t(前週比90%、前年同期比90%)。

日ごとの動き

10月6日(金) 週末の取引、買い気はまずまず。サンマが2〜3割続伸、メジはおおむね上伸、スルメとブリはともに堅調、アジは1〜3割、サバは1割ともに下落、イワシは弱保合、カツオは区々。相場全体では堅調

10月7日(土) 連休前の取引、好天で買い気よく、売れ行きは良好。アジが1〜2割反落、サンマとスルメがともに続堅調、ブリは小幅続伸、カツオとサバはともに底堅い値動き、イワシは保合った。相場全体では続堅調

10月10日(火) 連休明けの取引、買い気はおおむね順調。スルメとサンマがともに1〜3割下落、イワシは2割下落、ブリは小反発、アジは軟調、メジはしっかり、サバは強保合、カツオは保合。相場全体では小安い

10月11日(水) 水曜開市日の取引、買い気はやや鈍化。アジが3〜4割上伸、スルメは小反発、ブリは堅調、カツオは強保合、イワシは1〜2割続落、メジは小安い、サンマは軟調、サバは小動き。相場全体では区々

10月12日(木) 入荷は減ったが、買い気はいまひとつ。メジが1割反発、スルメは小幅続伸、ブリは続堅調、サバは強保合、サンマは1割下落、アジは軟調、イワシは小甘い、カツオは小動き。相場全体では小動き

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が宮城主体に入荷。数量は前週に比べ5%増加し、価格は中型が1割弱高、中小型が3割安。

サバ 宮城と富山主体に入荷。数量は前週に比べ8%減少し、価格は1割弱高。

イワシ 青森主体に入荷。数量は前週に比べ47%増加し、価格は1割弱安。

スルメイカ 鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ8%増加し、価格は0.5割高。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は変わらず。

サンマ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ32%減少し、生の価格は3割弱高。

ムキカキ 82%増加し、三陸産の価格は0.5割強安。

主な水産物の市況(2023年10月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ42.8111112各地12,9604,6231,9448985
海外6,0484,6404,32096101
メバチ53.5112134各地※冷凍3,0249716489971
アジ37.5105139長崎1,29685343210864
宮城中小4323783247057
サバ209287宮城ほか1,188594324108157
イワシ19.1147230青森1,2963892709267
スルメイカ9.3108186鳥取1,7281,33982110588
冷スルメイカ2.218358各地1,080-810--
サンマ25.46855北海道6,4801,696756129171
各地解凍-1,296-100-
カレイ9.1105114北海道1,080938540124174
青森ほかマコ1,62097254075164
北海道アカ1,296940648123122
北海道アサバ1,080659540122174
ハマチ13.4126181愛媛ほか野〆1,2961,2151,13410078
塩サケ21.681123北海道トキ-----
北海道アキ1,0801,026972100100
タラ類8.415351岩手ほか1,404-594--
宮城ぶわ1,620-1,512--
カツオ37101250宮城3,24067037810059
キンメダイ3.23782東京ほか4,7522,1171,62010998
ムキカキ3.118254三陸4,8603,1821,62094119
各地3,024-1,512--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/